かなり久々に、ストロボを購入しました。カメラメーカー純正ではなく、ストロボメーカーの製品です。
ニッシンデジタルから発売されている、ストロボとワイヤレスコマンダーのセットキットです。ニコンでは昔に購入したSB-800があるので、今回はソニー用です。
所有しているソニー製のカメラは、α7シリーズとα6000シリーズです。α6000シリーズには内蔵ストロボがあるものの、光量はさほど多くはありません。α7シリーズに至っては内蔵ストロボがありません。
純正のフラッシュも検討してみましたが、購入をためらう価格帯だったことと、ストロボメーカーの製品を試してみたかったことから、いろいろ調べてニッシンデジタルの製品を購入することにしました。
ニッシンデジタルにはいくつかのラインナップがありますが、今回はせっかくなのでオフカメラの発光ができる無線システムを選びました。ニッシンの無線システムには、1/3EVステップの調光ができる上位モデル「Air 10s」と、1/2EVステップの調光ができるエントリーモデル「Air 1」の二種類がラインナップされています。今回はエントリーモデルを選択しました。お試しのつもりなので、上位モデルは不満が出てからにします。純正という選択肢もありますしね。
エントリーモデルには、対応ストロボとコマンダーをセットにしたお得なキットが用意されています。単品で買うより4000円近くお得な29,700円で販売されていました。カメラボディに取り付けてクリップオンでも使えますし、ワイヤレスコマンダーと組み合わせてオフカメラでも使えて、使いでがありそうです。
箱の中には、ストロボ本体とワイヤレスコマンダー、それにストロボスタンドが入っていました。
こちらがワイヤレスコマンダー「Air 1」です。カメラのアクセサリーシューに取り付けて、ストロボに無線で発光指示を送ります。オフカメラでもTTL測光に対応しています。
ワイヤレスコマンダーは小型軽量です。ディスプレイは液晶ディスプレイではありません。たいていの機器は液晶ディスプレイなので、ちょっと面食らいました。よくよく考えると、モードと露出、それにチャンネルくらいしか表示する必要はないので、合理的です。
ストロボスタンドです。オフカメラで使うときには必須です。
ストロボ本体の他に、ストロボケースが付属します。かなりしっかりした作りで、持ち運びも安心です。
ストロボ本体です。こちらも表示部は液晶ディスプレイではありません。TTL測光なら、ほとんどの調整はボディ側でしますから、特に問題はなさそうです。
電源とプレビュー発光、ダイヤルとSetボタンのシンプルな操作系です。
電源は単三電池です。側面にバッテリーケースがあります。
2本ずつ向かい合わせに装着します。
ストロボスタンドを取り付けてみました。見慣れたストロボの格好です。
水平方向では、両側に180度ずつ回転できます。
垂直方向は3段階の調整ですね。天井バウンスも思いのままです。
試しにクリップオン、オフカメラの両方で使ってみました。特に不具合もストレスもなく、普通に使えました。サードパーティーならではのトラブルがあるかも、と思っていただけに、拍子抜けでした。ワイヤレスで使うときには、手動でカメラ側のフラッシュモードをWL(ワイヤレス)に切り替えないと発光しないのが面倒なくらいでしたね。純正なら自動でWLになるのかも。
あとはホワイトバランスの調整が難しいですね。いろいろ試して経験を積み、ノウハウを貯めていくことにします。
ともあれ、これでαでもストロボが使えるようになりました。ポートレートやブツ撮りに活用していきたいと思います。ストロボ撮影にハマったら、買い足して多灯撮影に挑戦してみてもよいかも。Air 1は、ニッシンのストロボなら対応メーカーを問わずコントロールできるので、ニコン用のキットを買い足せば組み合わせも増えて楽しめそうです。