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秋の黒部ダムと立山【1日目】

ひょんな理由で、立山方面に行く機会がありました。

立山は一度だけ行ったことがあります。何度でも行きたくなる魅力にあふれた景勝地でしたね。前回は夏でしたが、今回は秋の立山が楽しめました。

立山は、北アルプスを貫く山岳観光ルート「立山黒部アルペンルート」の中程にあります。富山側と長野側のどちらからでもアクセスできますが、今回は長野側からでした。松本から大糸線で揺られること1時間、アルペンルートの入り口「信濃大町駅」に到着です。

観光案内所の前にサイクルラックを発見しました。ロードバイクで走れたらよかったのですが、今回は鉄道旅です。天気もあいにくでしたし、鉄道で正解だったかな。

山麓だけあって、キレイなわき水に恵まれています。ライド中の水分補給に最高ですが、いまは徒歩でした。

ここからは、路線バス、トロリーバス、ケーブルカー、ロープウェイ、トロリーバスの5つの乗り物を乗り継いで立山を目指します。まずは駅前で扇沢行き路線バスのきっぷを買い求めます。

バス停でしばし待っていると

バスが到着しました。あいにくの曇り空と午後の遅い便ということもあり、お客さんは少なめでした。

大町市街を抜けて、あっという間に扇沢駅に到着です。この時点で標高1425mとけっこうな高度です。600mくらい登っているので、ロードバイクだとなかなかのヒルクライムですね。

トロリーバスで関電トンネルを進みます。トンネル内で県境をまたいて富山県に入ります。ちなみにこのトロリーバスは今年限り、来年からは電気バスに入れ替わるとのこと。最後に乗れてよかったかな。

黒部ダム駅を下りて、ひたすら階段を上ります。

途中にはわき水スポット。水筒があれば汲んでいくんですけどね。

登り切ったら展望ステージ、黒部ダムが一望できます。何度見ても絶景ですね。この景色を作り出したのが人の営みだということが感動です。

観光放流期間中で、大迫力の放流が見られたのもよかったですね。

ここにもわき水。難所で有名な破砕帯からわき出た水です。冷たくて美味しい!!

展望ステージから階段を下りて、ダムの堰堤に向かいます。途中、レストハウスでスイーツ休憩。あんこの上にソフトクリームが乗ったスイーツです。

堰堤からは、放流が真下に見られます。少しだけ晴れ間が覗いたので、虹を見ることができました。この後すぐに雨降りでしたけどね。山の天気は変わりやすい。

ダムの中央です。高さ186m、すごいの一言。

黒部ダムからは、ケーブルカーを使って黒部平まで移動します。

黒部平からはロープウェイです。晴れていたら絶景ですが、雨もまた幽玄でいいものです。でも、次は晴れがいいなぁ。

あとはトロリーバスに乗れば、立山室堂に到着です。ガス模様ですが視界不良というほどではなく、雨も降っていませんでした。歩けるだけ幸運ですかね。こちらは有名なわき水です。冷たくて美味しいんですよ。

立山室堂の標高は2450m。気温が下界よりも10度以上低く、この日も寒いくらいでした。こんなところまで乗り物で来られることに感謝。

諸般の事情で今日は立山に宿泊なのです。宿泊はこの先「天狗平」の立山高原ホテルです。晴れていれば歩ける距離ですが、ガスに巻かれると危険なので立山高原バスを使います。5分程度のあっという間で到着。

ガスのせいでバス停からホテルが見えずに迷いかけましたが、なんとかたどり着きました。

落ち着いたたたずまいで、ここが2000mを越えた高山であることを忘れるくらいです。

温度計がイカしてますね。気温13度!!

ホテルの中には晴れを願ったてるてる坊主がありました。英語の説明がいい感じですね。

2000mを越えた高所で宿泊するのは初めてで高山病が心配でしたが、特に問題はありませんでした。階段をのぼると息切れするのは、さすが高所といったところでした。あと、足が重い!!

念のためホテル内にあった高山病対策のアドバイス通り、水分を十分に補給して、階段は使わずエレベーターに頼りました。

明日は晴れるといいなぁ。

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