はじめに
四国一周アフターライド、前回は四国カルストから大野ヶ原を抜けて松山に到着するまでを書きました。
四国一周ライドはトラブルなく無事に完了、今日は帰るだけです。観光して帰ろうか、とも思ったのですが、さすがに気力体力が乏しくなってきているのでまっすぐ帰ることにしました。観光するなら元気なときがいいですよね。
思いやり1.5m運動
昨晩、松山の街を歩いていたときに、興味深いものを見つけました。
思いやり1.5m運動のステッカーが貼られた公用車です。思いやり1.5m運動は、平成27年11月15日(愛媛サイクリングの日)から開始された運動です。自動車等の運転者に対し、自転車の側方を通過するときは1.5メートル以上の安全な間隔を保つか、又は徐行していただくよう呼び掛けるものだそうです。
自転車は基本的に車道を走るんですが、まだまだ道路環境が未整備のところが多く、自動車が横を通ると危なく感じることが多いです。側方ギリギリでなく、余裕を持って通過してもらえると安心なので、こういう運動がもっと広がるといいな。もちろん自分が運転するときは、間隔を空けるなり徐行するなりして気をつけようと思います。
そういえば、GIANT ADVENTUREのサポートカーにも「この先自転車がいるから気をつけてね」というメッセージが貼ってあったなぁ。
松山駅
さて、ホテルで朝ご飯をいただいたらチェックアウトして松山駅に移動します。
Songshanと松山が併記された看板です。松山駅は台湾の松山車站と提携しているので、このような看板が駅の中にあるんですね。松山車站といえば、台湾一周環島のスタート・ゴール地点です。あちらは駅に常設のモニュメントがありました。こっちにも常設されるといいなぁ。県庁の看板は夜にはしまわれちゃうんですよね。
アンパンマン列車
松山から特急しおかぜに乗ります。ちょうどアンパンマン列車でした。外も中もアンパンマンでいっぱいです。
平日だからか、乗車率はほどほどです。車窓からは、最終日に通った松山〜今治の海岸線が見えました。あのときは夕暮れから日没で何も見えなかったな、と記憶が蘇ります。伊予西条を過ぎると南側には雲をかぶった石鎚山系が見えてきました。寒風山の登りがキツかったことが、脳裏に浮かびます。最後に瀬戸大橋を渡って岡山に到着です。そういえば、瀬戸大橋も初日に見たのでした。こうやって鉄道で移動するだけでも、四国一周の記憶があちこちに散らばっていますね。印象深い旅でした。
岡山からは新幹線で帰路につきました。いつもどおりの輪行で、特に何事もなく帰宅しました。
おわりに
オレンジフェリーで東予港から四国入りして始めた四国一周の旅。四国の外側を一周しただけでなく、UFOラインから石鎚スカイライン、それに四国カルストと四国の内側も満喫できました。台湾のときもそうでしたが、自転車で走ると車や鉄道よりも記憶や思い出に残りますね。やはり身体をさらして五感でその土地を感じられるからでしょうか。またいろんなところを自転車で旅してみたいものです。
四国で言えば、次は佐田岬の方に行ってみたいですね。あとは天候や時間帯が今ひとつだった四万十や土佐湾にもう一度行ってみたいです。四国はそれほど遠いというわけではないので、また旅を計画してみようかな。