自転車の機材

軽くて丈夫で完全防水!アピデュラのサドルバッグとフレームバッグ

これまで、ロングライドで使うサドルバッグといえばオルトリーブのサドルバッグLでした。

定番の大容量防水サドルバッグ「ORTLIEB(オルトリーブ) サドルバッグL」購入 輪行袋に続いて、ロングライド向けの装備と言えば大容量のサドルバッグです。 購入した輪行袋ロード220は、ギリギリでボトルケージに収...

オルトリーブのサドルバッグは、サドルレールにアタッチメントを取り付けるタイプのサドルバッグです。容量2.7Lとは思えない大容量で防水性能抜群の定番サドルバッグです。ただ、大容量といっても輪行袋に着替え一式を入れると容量めいいっぱいなので、連泊ツーリングのためにより大容量のサドルバッグとフレームバッグを購入しました。バイクパッキングの定番、アピデュラの製品です。

まずはフレームバッグ、EXPEDITION COMPACT FRAME PACKです。アピデュラには大きく分けてEXPEDITIONとBACKCOUNTRYの二つの製品群があります。どちらも軽量で雨に強い作りですが、EXPEDITIONは防水素材を縫い目なしで圧着して作られる、より防水に特化した製品群です。

日本で3日走れば1日くらいは雨の日があるので、防水に優れたEXPEDITIONを選びました。

前方上部にはケーブルを通すための開口部があります。ハイドレーションのチューブや充電のためのケーブルを通すと便利そうです。防水に配慮したカバーで覆われているので、ここから浸水する心配は無用です。

荷物を入れるスペースは左右に分かれています。右側はマチが深くとられているメインコンパートメントです。中は鮮やかな黄色で、荷物が識別しやすく配慮されています。内部でさらにジッパーで仕切られたスペースもあるので、荷物が混じらないよう使い分けも可能です。

左側はマチがほとんどないスペースです。薄い書類や紙を入れるのにぴったりです。

ファスナーは止水ファスナーが採用されていて、防水性能はばっちりです。

ただ、先日の四国一周で実戦投入しようとしたところ、前方の膨らみがボトルに干渉して使いづらいことが判明。使えなくもないものの、ボトルを取り出すたびにストレスになりそうだったので、結局前方に膨らみのないBACKCOUNTRY COMPACT FRAME PACKを追加購入しました。

メインコンパートメントにはコンデジと補給食、それにモバイルバッテリー、反対側には四国一周のスタンプラリーカードを格納。ペダリングの邪魔にもならず、途中何度か雨に降られたものの中への浸水もなく、BACKCOUNTRYでも十分な防水性能でした。

お次はサドルバッグです。同じくEXPEDITIONシリーズからEXPEDITION SADDLE PACK REGULARです。9L、14L、17Lと容量別に3種類ラインナップされているうち最大のものです。

サドルに押しつけられて固定される部分は厳重に補強されています。

シートポストに固定するためのベルクロベルトも、太くて頑丈なベルトが2本用意されていて、バイクにしっかりと固定できます。

パッキングのマニュアルです。なるべく中身をしっかりと詰めてストラップで圧縮、荷物自身で芯を作るのがコツです。

一度パッキングした後は、再パッキングが面倒なのでなるべく開けたくなくなります。ライド中に使うものはフレームバッグやトップチューブバッグを併用して、サドルバッグには触れない方が便利です。

こちらも四国一周で実戦投入。行きに使った輪行袋、充電グッズなど宿で使う小物、宿で着る普段着、レインウェア上下、ウィンドブレーカー、予備のサイクルウェアなどを入れて容量いっぱいでした。重さは4.5kgほどになりましたが、しっかり詰めてしっかり固定すれば、走行中の違和感はほとんどありませんでした。さすがにダンシングは無理ですが、シッティングで普通に走る分には全く問題なし、四国一周+UFOライン+四国カルストの1200km、山あり平地あり雨ありの過酷なライドをトラブルなく走り抜けてくれました。また、内部への浸水も皆無で高い防水性能を発揮してくれました。

さすがに17Lもの大容量を必要とするライドは少ないので、普段はオルトリーブのサドルバッグLを使いますが、ここ一番の連泊ロングツーリングにはアピデュラを使おうと思います。テントやシュラフを入れて、バイクパッキングキャンプツーリングもやってみたいですね。

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