はじめに
突然ですが、私は旅ライドが大好きです。自転車で走って、美しい景色を見て、美味しいご飯を食べて、寝る。翌朝起きたら、また自転車で走って、美しい景色を見て、美味しいご飯を食べる。その繰り返しで信じられないほど遠くまで自分の力で行き、未知の体験をするのが大好きです。
最近、自転車で旅ライドに行っていないなぁ、と思ってこのブログをふりかえってみました。なんと、2019年の8月以来、泊まりがけのライドに行っていないではありませんか。これはいけませんね。最近、調子がイマイチだったのも旅ライドに行っていないことが原因でしょう。ちょうど予定が確保できたこともあって、旅ライドの計画を立て始めました。
旅ライドに限らず、旅は計画を立て始めるところからすでに楽しいですね。今回は寒くなりそうなこともあって山間部は避けました。行ったことがないところから行き先を検討して、選んだのは九州四国方面です。
最近、大分県の国東半島で新しいサイクリングロードが整備された記事を見かけました。ぜひ国東半島に行ってみたい、キレイな海と美味しい海の幸を味わいたい、と考えて、国東半島を基本にした計画を立てました。
最終的に、国東半島をまわって別府温泉を抜けて大分で一泊。翌朝は国道九四フェリーを使って四国の佐田岬を周り、松山で一泊。最終日はしまなみ海道を抜けて尾道から帰る、二泊三日の旅ライドを計画しました。サイクルスポーツ誌の連載をまとめた「ニッポンのじてんしゃ旅」シリーズの大分号も大いに参考にしました。
旅ライドの準備は手慣れたもの。経験を積んで荷物の選択も自分なりの基準ができてきました。準備万端です。いざ、自転車では初めての九州へ!
新幹線で小倉へ
国東半島へのアクセスは、小倉から自走することにしました。アクセスの利便性と走行距離のバランスを考えた結果です。小倉〜大分がちょうど180kmくらいで、ちょうどよい距離だったんです。
輪行状態にした自転車を持って新大阪駅へ移動します。
いつもの新大阪駅です。早朝にもかかわらず、人がたくさん。
さすが新幹線、あっという間に小倉に到着しました。輪行を解除して、ライドの準備を整えます。
今回は荷物を最小限にまとめました。オルトリーブのサドルバッグLのみです。意外と何とかなるもんですね。ナイトライド対策として、ライトと尾灯を2つずつ装備しました。
いざ、ライドスタート!
スタート直後は、国道10号線と県道25号線を進みます。いたって普通の都市部ですね。道幅が広くて走りやすかったです。天候はあいにくの曇り空。キレイな海は諦めるかなー。風が強くないのが救いです。
県道25号線です。片側三車線で路側帯も広く、車通りもそれほど多くない、走りやすい道でした。
ひたすらペダルを回して、中津に到着です。鶏の唐揚げが美味しい町です。お昼ごはんには少し早かったので、先に進みました。
国道213号線に入って、真玉海岸に到着です。キレイな夕陽が見られる場所として有名です。国道213号線沿いには真玉海岸以外にも「縁結びの神様・粟嶋社」や「花とアートの岬・長崎鼻」など、ロマンティックなスポットがたくさんあります。「恋叶(こいかな)ロード」と名付けて絶賛売り出し中とのこと。
真玉海岸では、タイミングが合えば、干潟の縞模様と夕陽がおりなすステキな景色が見られます。夕陽はともかく、干潟の景色が見られたのでヨシ。晴れた日にもう一度来たいなぁ。
景色を眺めながら、しばし休憩。普段の生活では海を見ないので、新鮮な景色ですね。じっとしていると寒いので、休憩をほどほどに切り上げて、再び先に進みます。
道の駅くにみでランチ
国東半島をぐるっとまわる国道213号線を進みます。半島の北の端にある、道の駅くにみでランチにしました。
たこめしと車えびを全力でおすすめしてきます。力強い!
メニューもたこめしを全力で推してきます。刺身小の単品付きを頼んでみました。
どーん。温かい汁物が嬉しいですね。冷えた身体に染み渡ります。
たこめしです。たこがたっぷり乗っています。歯触りよく、旨みもたっぷり。
お刺身がいい顔をしています。
たこの焼き物です。味が濃くて美味しい!汗をかいた身体に、塩気がありがたいですね。
たこ推しだけあって、たこのモニュメントがありました。とぼけた顔がカワイイ。
国東半島を抜けて大分へ
たっぷり休憩をとったら、再び先に進みます。曇り空で、とにかく寒いライドですね。
金比羅岩です。干潮のときは、歩いて渡れるとのこと。山岳修験の跡地みたいですね。確かな言い伝えなどは残されて折らず、謎が残るスポットです。
しばらく進むと、サイクリングロードがありました。このサイクリングロードは、大分空港が起点です。車がいなくて走りやすいのですが、アスファルトではなく石畳区間があって、振動で手がしびれました。ここはパリ〜ルーベか!
サイクリングターミナルです。サイクルスタンドが備え付けられていて、メンテナンスグッズも完備です。中には充電スポットもありました。
雛飾りです。立派。
予定通り、別府のあたりで日没をむかえました。さらに雨もぱらついてきて、試されるライドになりました。幸いトラブルもなく、無事に大分に到着です。別府で、もうここで宿泊すればいいのでは、と悩んだのはナイショです。
駅ビルの中でお土産を買って発送したら、その足で名物の唐揚げ他を買いこんでホテルで晩ごはんにしました。荷物を最小限にしたため、普段着がないのですよ。町を出歩かず、チェックインしたら寝るだけの割り切りです。
明日はいよいよ国道フェリー。初めてなので楽しみです。晴れるといいなぁ。
今回の軌跡
参考
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ぐふとくさん。はじめまして、knandateと申します。私は現在、アメリカ・シアトル郊外に居住していますが、出身は北九州の小倉です。2019年に小倉から宇佐まで輪行し、国東半島を国道213号沿いに周って、杵築駅から戻りました。ぐふとくさんは特に記載されていないようですが、このコース、けっこう傾斜もあり、トンネルも多く、びっくしました。とても暑い日でもあり、途中で両太ももがつって、大変でした。ぐふとくさんはスムーズにいかれたみたいで、すごいですね。わたしも次回の帰国じには小倉から中津、さらに佐賀関まで行って、そこで宿泊後、フェリーで岬まで行き、佐田岬を訪れた後、そのまま松山に向かい、そこで宿泊。翌日は今治からフェリーで岡村港まで渡り、呉までを計画しています。私が興味があるコースをぐふとくさんはすでにライドされているようですので、よろしければいろいろと情報を教えていただけないでしょうか?よろしくお願いします。
knandateさん、コメントありがとうございます。R213は意外にアップダウンがあって走りごたえのあるコースですよね。
佐田岬から松山、今治から岡村港を経由してとびしま海道は、とてもいいコースどりだと思います。私が走ったのは1度だけですが、何かお役に立てることがあれば幸いです。こちらのコメントかTwitterで連絡ください。