はじめに
世間ではいわゆるお盆休み。天気予報は嘘みたいな晴れ続き。これは行くしかないでしょう。レッツ旅ライド!
行くと決めたら行き先を検討します。先日の富士・伊豆・箱根ライドは2泊3日の割と長めな行程でした。あのときよりも気温が高く、日中のライドは厳しい環境です。今回は日帰りか1泊の近場で、距離もそれほど長くないライドにしようと決めて、あれこれ物色。
結果、小豆島に行くことに決定。
小豆島は、瀬戸内海に浮かぶ離島です。割と近所にも関わらず、今まで行ったことがなかったんですよね、小豆島。いい機会なので、小豆島をぐるっと楽しみ尽くす旅にするべく計画を練ります。
小豆島は離島なので、島への交通手段はフェリーです。今回は、三宮の神戸港から出港するジャンボフェリーに乗ることにしました。深夜1:00に神戸港を出港、7:00すぎに小豆島の坂手港に到着する便を使います。小豆島に1泊して、翌日の夕方のフェリーで帰る行程です。まるっと2日を小豆島ですごせるステキな行程になりました。
旅ライドの準備は手慣れたもの。ささっと輪行準備をして、いざ出発!!
ジャンボフェリー
三宮まで輪行で移動、駅前で輪行解除して神戸港までゆるっと走ります。三宮駅から神戸港まで、だいたい1kmくらいです。夜でも交通量が多いので、注意して走ります。
フェリーターミナルで乗船手続きをすませたら、出港までしばし待機。乗船開始は出港の30分前、00:30からです。初めてだったので余裕を持って移動しましたが、ちょっと余裕を持たせすぎました。次からは、もう少し遅い移動でも問題なさそうです。
乗船予定のフェリー「こんぴら2」です。4層プラス展望デッキのある立派なフェリーです。
しばらく待って、乗船が始まりました。車、バイクの順で、自転車は最後です。
今回は深夜出発で到着後にライドという、割と挑戦的な行程です。そこで、体力回復のためよく眠れるように、個室を予約してみました。個室は深夜便のみ予約できて、+2000円です。ジャンボフェリーは深夜便でも消灯されませんが、個室は消灯可能。耳栓も備え付けてあって、よく眠れました。
ジャンボフェリーは三宮からいったん高松まで行って、それから小豆島に行きます。高松に到着する際に起こされるのが常なんですが、今回は気づかずに寝てました。それくらい快適な個室でしたね。深夜便で小豆島に行く際には、次回も個室を予約しようと心に決めました。
小豆島へ
高松港に到着したことに気づかずしばらく寝ていましたが、停泊中に目が覚めて活動開始です。
まずは腹ごしらえ。船内の売店でうどんをいただきました。醤油せんべいの入った、しまうどんです。空腹にするっと入っていきますね。
腹ごしらえが済んだら、船内を散策します。夜は個室に入ってすぐに寝てしまったので、初めてのジャンボフェリー探検です。船内もさることながら、瀬戸内の朝の風景が素晴らしい。見ていて飽きません。
波をけたてて進んでいくフェリー、風に身をまかせてぼーっと海を眺めているのが幸せ。
瀬戸内海の多島美とは、まさにこのことですね。
フェリーの航跡が美しい。
行き交う船を眺めるのが楽しいです。ずーっと見ていられます。
ずっと見ていると下船しそびれてしまいます。小豆島の停泊時間は短いので、注意。
小豆島ライドの始まり
小豆島は坂手港に到着。いよいよ小豆島ライドの始まりです。
今日の目的は小豆島をぐるっと一周すること。お昼ごはんにお目当てのお店があるので、開店時間までは小豆島をゆるポタで満喫、お昼ごはんを食べてから小豆島をぐるっと一周します。小豆島一周は、外周をめいいっぱいまわると115kmほど、要所をショートカットすると80kmほどです。時間と体力に合わせてルートを見直しつつ進むつもりです。
ラックから自転車をおろして、いざ出発!!
いきなりの絶景ポイントで、乗ってきたフェリーをお見送りです。お世話になりました!!
生えている木が、南国っぽいですね。非日常を感じられて、旅に来たなと実感できます。すでに幸せ!!
小豆島の名産品といえば、醤油です。街中には醤油の香りが漂っています。こんな看板がそこかしこにあって、まさに醤油の町。
そんな醤油の街中を抜けると、海沿いの絶景ルート国道436号線に出ます。島を一周する主要ルートですね。
青い空、白い雲、それに蒼い海。今日はそれほど急ぐ旅ではないので、ゆっくりと写真撮影にいそしみます。こういうのんびりしたライドもいいものですね。
こちらは高松に向かうブルーラインのフェリーです。島の北側からは、姫路や岡山に向かうフェリー航路もあって、小豆島へのアクセスは充実しています。今回は来たときと同じくジャンボフェリーで帰るつもりですが、往路と復路で別々の航路を使うのも楽しそう。
天気は快晴、青空が広がります。日ざしも強く、かなり暑い。熱中症にならないよう、水分補給をこまめにしながらすすみます。
海がキレイですね。底が透き通って見えています。
吸い込まれそうな透明感。ずっと見ていたくなります。
来られてよかった、小豆島。いいところです。
愛車をからめた写真撮影がはかどりますね。
今回は、さほど厳しくないライドなので、デジタル一眼を持ち出しています。
デジタル一眼だと、スマートフォンやコンデジとはひと味違った感触で写真撮影できますね。必然、撮影枚数がかさむわけです。
海水浴場のモニュメントにて。ここの海水浴場は開いているようでした。今年は開かないことを決めた海水浴場もあるみたいですね。来年は海水浴場が賑わうといいなぁ。
途中、ちょっとした上り坂がありました。この坂を下ると港があるみたいです。海の見える道、ステキ。
地蔵埼灯台
このままのペースだと、お目当てのお店の開店時間には早すぎるので、寄り道することにしました。島の真ん中から南に突き出た三都半島をまわって、突端の地蔵埼灯台を目指します。
高松行きの両備フェリーです。
小豆島は、ほんっとにフェリー航路が豊富ですね。
対岸にリゾートホテルを見ながら、半島の西側を南下していきます。
海に突き出た半島らしく、アップダウンの激しいルートです。
アップダウンを越えて海沿いに出ると、絶景が広がります。
いいなぁ。夏の一日です。
透き通る海。
抜けるような青空。
場所や見る角度によって、海の青さが変化する様子が楽しいです。
ここからしばらく登りが続きます。
海沿いの道を登るってことは、絶景が広がるわけです。登りはしんどいけど景色はご褒美!!
そんなこんなで、地蔵埼灯台に到着です。
さぬき百景になっている地蔵埼灯台。
残念ながら、灯台の敷地に入ったり灯台に登ることはできません。
近くには絶景を眺められる場所がいくつもあるので、ヨシとしましょう。
いい眺めです。
三都半島をまわりきって、再び国道436号線に戻ってきました。ちょうどよい時間になったので、お目当てのお店に向かいます。
こまめ食堂でお昼ごはん
お目当てのお店は「こまめ食堂」です。
人気のお店で、ひっきりなしにお客さんが訪れていました。少しで遅れたらしく、開店直後の一巡目は逃してしまいました。整理券をいただいて、しばし待つことにします。
待っている間に、周辺をぶらつきながら写真撮影にいそしみます。
棚田の向こうに見える奇妙な物体は、美術展で展示されていたオブジェとのこと。
うーむ、奇妙な造形ですね。
広がる棚田が目を楽しませてくれます。それにしても暑い!!とはいえ、日陰でじっとしていれば、走っているときよりも暑くはないですね。
そうこうしているうちに、整理券で指定されて時間になりました。
何を注文しようかな。初めてなので、まずはメニューの一番上、棚田のおにぎり定食をいただくことにしました。
どどーん、これが棚田のおにぎり定食です。
丸ごと一匹の唐揚げとかき揚げです。魚は二度揚げしていて、頭と中骨以外は食べられるとのこと。
おにぎりが巨大!!ふわっと握られていて、口の中でほどけていく食感がステキでした。
小鉢も美味しい。
冷たい麺です。ほてった身体にうれしい一品ですね。
シャッキリ食感がうれしいキュウリです。
軒先にはタマネギがつり下げられていたり
木のぬくもりを感じられる椅子が置かれていたりと、雰囲気抜群です。次はそうめん定食やハンバーガーにも挑戦してみたいですね。
小豆島一周ライド
お腹もいっぱいになって、休憩もできたので、午後のライドです。ここから小豆島をめいいっぱい一周するのは、時間的にも体力的にも厳しそう。ちょっと日ざしがキツすぎますね。予定のルートから何カ所かショートカットしてルートを修正します。
こまめ食堂からは、しばらく下りです。山あいの道をダウンヒル、気持ちいい!!
小豆島の北西、小江はまわることにして、南東の大角鼻灯台をショートカットすることにしました。
暑さピークの中、ペダルを回して進みます。
海沿いの道は、平坦よりもアップダウンの方が多いです。意外にキツい。このような平坦はボーナスステージですね。
道の駅で休憩です。大阪城の石垣に使われるはずだった石を中心にした公園です。
この辺から切り出した石なのでしょうか。
非日常的な風景が広がります。
再び登らされて、展望台です。
眺めがよいのは嬉しいんですけどね。
この後は、暑さで写真撮影の余裕がなくなりました。朝きた坂手港まで戻ってきたら、そのまま国道を進んで土庄に到着。ホテルにチェックインしてライド終了です。
35度を余裕で超える暑さの中、無事に小豆島を一周できてよかったです。お目当てのこまめ食堂にも行けましたし、ホテルに余裕を持ってチェックインできたので、ホテルをゆっくり楽しむこともできました。残り時間と体力にあわせたルート設定が功を奏しました。臨機応変な対応ができるようになったあたり、経験が蓄積できて活用できていると自信が持てましたね。
明日も小豆島を楽しむぞ〜。
今回の軌跡
参考
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