目次
はじめに
夏の小豆島を満喫する旅ライド、前回は深夜発のフェリーで早朝から小豆島入りして、島を一周するところまでを書きました。
2日目は、小豆島の真ん中にある渓谷「寒霞渓」へのヒルクライムに挑戦します。
ルートは、まず昨日まわりきれなかった小豆島の南西部を一周します。エンジェルロードという観光スポットを押さえたら、島を半周して東側から寒霞渓にアタックします。寒霞渓からは西側にダウンヒルして、国道436号線を通って坂手港に戻ります。
寒霞渓は奇岩が並ぶ絶景だそうです。期待が高まりますね。今日も張り切ってライドしましょう。
エンジェルロード
ゆっくりと朝ごはんをいただいて、身支度をしてからチェックアウトします。今日は昨日よりもさらに時間に余裕があるので、ホテル滞在を楽しみました。場合によっては日の出前に行動開始する必要もあるので、破格ののんびり具合です。
お世話になりました。オーキドホテルです。自転車は部屋の中まで持ち込み可能でした。隣にはサイクルステーションもあって、小豆島サイクリングの拠点にぴったりです。館内にコインランドリーがないのが残念でした。
海に続く坂道、車も少なく快適に走行できました。
今日もフェリーが行き交う瀬戸内海です。
奇妙な物体です。夜になると光るのでしょうか。
今日も抜けるような青空が広がっています。
午前中だというのに、すでに暑い。熱中症にならないよう、こまめに水分補給して休憩しながら進みます。
時間に余裕があるので、立ち止まっては写真撮影の繰り返し。デジタル一眼を持ってきたかいがありました。
海沿いのカーブした道が好きです。伝われ!!
エンジェルロードに到着です。潮が引いている間だけ、島につながる道ができるとのこと。この時間帯は潮が満ちて道が消えていく時間帯でした。いい景色ですね。
富丘八幡神社
エンジェルロードを後にして、次のお目当て、富丘八幡神社に向かいます。
海の見える絶景の神社と評判の富丘八幡神社、楽しみです。
ばばーん。石段の向こうに見える海、まさに絶景ですね。
進んで振り返るたびに、違った絶景が広がる幸せよ。素晴らしい。
御神酒の振る舞いです。車の方は遠慮してくださいとのこと。自転車も同じく遠慮ですね。
それにしても、いい景色ですね。ずっと眺めていたくなります。
それだと、いつまでたっても進まないので、気持ちを切り替えて先に進むわけです。
福田港へ
ここからは、小豆島の北側を東に進んで、福田港を目指します。
昨日とは違って、県道26号線を通ってショートカット。距離は短くなったものの、ひたすら登りのルートでした。寒霞渓にアタックする前に脚が売り切れるかと思いました。
この辺りは、昨日も通りました。大阪城残石です。
時折現れる展望台からの眺めが素晴らしい。
休み休みしながらペダルを回して進んでいきます。
ここにも大阪城残石の記念碑らしきものがありました。
遠くに見えるのは家島諸島です。いつか行ってみたいものです。
それにしても暑い!暑すぎですね。自販機を見つけては休憩です。小豆島の自販機はゴミ箱が整っているので、自転車でも気兼ねなく飲み物を購入できるのが嬉しい。
暑さにも負けず、福田港に到着です。
木原食堂でお昼ごはん
ちょうどよい時間だったので、お昼ごはんにしました。ここから先は寒霞渓へのヒルクライムになるので、その前に腹ごしらえしておきたい。ヒルクライムの途中にはお昼ポイントがないので、福田港でお昼にするのがよい、という判断です。
開いているお店の中から、木原食堂にお邪魔することにしました。
日替わりの生姜焼き定食をいただきました。冷たい麦茶をポットで出してもらえたのが嬉しい。グビグビ飲んでいたら、半分ほど空にしてしまっていました。1リットル近くは飲んだかな。
暑さで若干食欲が落ちていましたが、濃いめの味付けで食欲が復活、完食できました。普段は暑くても食欲に影響した記憶はありませんが、今日は先日からのライドによる疲労と暑さが過酷で食欲に影響したのでしょう。
寒霞渓ヒルクライム
さて、お昼をすませて休憩もできたので、元気いっぱいです。いよいよ寒霞渓へのヒルクライムに挑戦だ。
福田港からは姫路へのフェリーが出ています。今は出港したばかりで港は寂しい風情です。
停泊中のフェリーです。動いている様子はなかったので、お休みなのでしょうか。
福田港を出ると、すぐにヒルクライム区間です。正面に見える高台の道に向かってクライムオン!!
寒霞渓のピークまで、だいたい800mほど登りが続きます。
ぐんぐん標高を上げるとともに、景色が変わっていくのが楽しいです。
途中、何度か休憩しながら進みました。
ピークのあとは少し下ってから、再び登り返します。木洩れ日の道、ステキですね。日ざしが遮られて暑さもマシになります。
寒霞渓にて
ようやく、寒霞渓に到着です。ロープウェイや車なら楽に来られますが、自分の脚で登るのがいいんですよ。
愛車を入れて記念撮影。
その後は、オリーブソフトクリームをいただきました。暑さのあまり、休憩所までの道すがらですでに溶け始めてますね。恐ろしい暑さです。
あたりを一望できる展望台がありました。
いい景色ですね。まさに絶景。
日本自然百選だそうです。残り99箇所はどんなところなんでしょうね。
それにしても、絶景です。のんびし眺めていたいところですが、ここから帰り道。残り時間を気にしながら進みます。
次はロープウェイに乗るのもいいなぁ。
四方指を越えて
寒霞渓からは、西向きに抜けることにしました。南に抜けると距離が短すぎて時間が余ってしまうので、いったん西に抜けてから国道436号線を東に進んで帰り道にします。
もう一つのピーク、四方指です。
展望台があって、四方を見渡すことができます。
ドローンを飛ばして撮影している人がいて、ちょっとうらやましい。自転車だとドローンを担いでヒルクライムするのはちょっとためらいますね。
四方指からは、ずっとダウンヒル。ブレーキをかけながら慎重に下っていきます。
ところどころで現れる絶景に目を奪われます。
標高を落としても、暑さは変わらず。暑い!!
MINORI GELATOでジェラート
あまりにも暑いので、途中のジェラートショップで休憩を兼ねてジェラートをいただくことにしました。
暑さでうまく頭が回らず、上の方から2種盛りで注文。
レモンジンジャーソルベと醤トマトソルベの2種盛りです。どちらも美味しい。でも両方とも甘くないジェラートだったのは、ちょっと選び間違えた感あり。甘いジェラートが欲しかったことに気づきました。追加で注文するほどでもなかったので、次回の楽しみにとっておくことにします。
次は甘いジェラートに挑戦だ。
マルキン醤油でしょうゆソフトクリーム
時間が余りそうだったので、坂手港の近くでしょうゆソフトクリームをいただきました。
マルキン醤油のお店です。
甘い中にも醤油の風味としょっぱさが感じられる、不思議なソフトクリームでした。
16時の閉店間際でしたが、お客さんはひっきりなしに入っていました。
記念館は無料開放中。
せっかくなので見学しました。醤油にまつわるいろいろな展示が目をひきます。
いい雰囲気です。
坂手港
マルキン醤油から少し進んで、無事に坂手港に到着。ライドフィニッシュです。
暑かったけど、熱中症にもならず無事に帰ってこられてよかったです。
主要ルートにはブルーラインが引かれているうえ、島自体がコンパクトなので迷う心配はありませんでした。走りやすく景色を楽しめるステキな島でした。
フェリーで帰路へ
しばらくフェリー待合所で時間をつぶします。フェリーは高松から来て神戸港へ向かうため、停泊時間が短いとのこと。フェリー到着予定が近づいてきたら、乗船準備です。
車両甲板にずらっと並ぶ車たちです。下部の車両甲板にもたくさん車が収納されていました。
船上から見る景色も、またよいものです。
いよいよ出港です。
さらば、小豆島。必ずまた来ます。
あの岬の先端には行けなかったんですよね。次回はぐるっと島一周したい。
日没をまたぐ時間のフェリーなので、船上から小豆島に沈む夕陽を眺めることにしました。
沈む夕陽を眺めるなんて、いつぶりでしょう。時間に追われる生活をしていたことに気づきました。
のんびりと夕陽を眺められる時間の、なんと贅沢なことか。
忙しい現代人に必要なのは、こういう癒やしなんですよね。
こういう色の空を見るのも、ずいぶん久しぶり。
雲が色づいて、すごくキレイ。いつまでも眺めていられます。
最上階の展望デッキなので、日ざしが強くて日焼けしちゃったのはご愛敬。
フェリーの航跡が旅情をかきたてます。
ひとしきり夕陽を楽しんだら、船内で休憩です。よく考えると晩ごはんを食べそびれていたので、うどんコーナーでオリーブうどんをいただきました。人気のカレーうどんは、人気らしく売り切れ。次回はぜひ挑戦してみたいものです。
神戸港に到着したら、来たときと同じように三宮まで自走して、輪行で帰路につきました。
おわりに
夏の小豆島を満喫する1泊2日の旅ライド、島一周と寒霞渓を両方楽しめました。小豆島は、海あり山あり平坦あり、道がよく整備されていて走りやすかったです。非日常的な風景も豊富ですし、離島の割にアクセスしやすいのもステキ。また何度か訪れたいものです。
今回の軌跡
参考
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