久しぶりに新しいカメラボディを購入しました。もっと自由なフルサイズへ、ソニーのフルサイズミラーレス一眼「α7C」です。
すでに所有しているソニーのフルサイズミラーレス一眼、α7 IIIとα7R IIへの買い増しです。最近、ソニーのカメラは高性能ながら大きくて重くなる傾向だったので、ソニーらしい小型軽量モデルにハートを撃ち抜かれての購入です。
巷では、やれシャッタースピード1/8000秒が切れないとか、SDカードがシングルスロットだとか、マルチコントローラがないとか、いろいろな声が聞こえてきますが、小さくて軽いのは正義、とばかりに勢いでいってしまいました。2代目で不満をつぶしてきて悔しい思いをしている予感もしますが、被写体は待ってくれませんからね。欲しいときが買いどきです。
シナバーレッドの差し色が鮮やかな外箱には、35mm FULL-FRAMEのロゴが誇らしげに輝いています。
α7Cはボディ色がブラックとシルバーの2種類あり、ボディ単体とレンズキットが用意されています。今回はブラックのレンズキットを選びました。
α7シリーズとして初めて用意されたカラーバリエーションであるシルバーも気になるものの、無難なブラックに落ち着きました。また、沈胴機構を備えた小型軽量な標準ズームレンズSEL2860が欲しかったので、レンズキットを選びました。このレンズ、単体販売は2021年の春予定なので、今手に入れるためにはレンズキットを買うしかないんですよね。そういえば、APS-Cの電動ズームレンズSELP1650も当初はキットレンズとして入手するしかなかった記憶があります。
センサーや画像処理エンジンといった中身はα7 IIIとほぼ同じです。「小型・軽量ボディに妥協のない撮影性能を盛り込む」というコンセプトに沿った構成ですね。画素数、感度、AF性能、手ブレ補正など、α7 IIIの性能は折り紙付きで安心感があります。
なお、手ブレ補正機構とシャッターユニットはα7Cのための新規開発とのこと。
ボディ側面には端子やスロット類が配置されています。
充電コネクタが、ついにUSB Type-Cになりました。ケーブルやACアダプタなどの充電グッズをUSB Type-Cに切り替えていきたいと思っているので、USB Type-Cへの変更は嬉しいです。置いたまま端子カバーを開けてUSB Type-Cケーブルを接続できるのも嬉しい。α7 IIIは端子カバーが干渉して置いたままUSBケーブルを接続できなかったのです。
ボディトップにはモードダイアルと露出補正ダイアル、それに動画ボタンが配置されています。目立つ位置に動画ボタンがあるのは、VLOGCAMを彷彿とさせますね。動画を使わない場合は、カスタマイズボタンとして使えるようです。
沈胴機構でコンパクトに仕上げたキットの標準ズームレンズです。
ズームリングを回すことで、撮影位置までレンズが繰り出されます。電動ズームも魅力的ですが、電源を入れてから撮影位置にレンズが繰り出されるまでのタイムラグが気になることもあったので、すばやく操作できる手動操作もいいものだと思います。評価は使い込んでからですね。
背面のボタンレイアウトはα6000シリーズに近いですね。カスタマイズボタンが少ないのが玉に瑕。動画ボタンの横にもう一つくらいカスタマイズボタンが欲しいです。ま、普段はカメラ任せで撮影しているので、カスタマイズボタンがなくても何とかなるような気もします。
ファインダーはα6000シリーズと異なり、アイピースカップが付いていません。ファインダーの周りにゴム製の枠がはめ込まれていて、アイピースカップの代わりになっています。あのアイピースカップは紛失しやすかったので、嬉しい変更点です。ボディ上面がフラットになってスッキリしますしね。
液晶画面の保護は、純正の保護ガラスを使いました。
α7 IIIで使ってみて、使い勝手がよかったので買い増しです。純正だと安心感がありますね。
当然サイズはピッタリ。エッジの面取りも滑らかで、指が引っかかる感触は全くありません。
そういえば、バリアングル液晶は久々です。チルトに比べると自撮りに便利ですが、自撮りはあんまりしないのです。せっかくのバリアングル液晶なので、自撮りにも挑戦してみたいですね。
次はα7Rを買い替えようかと考えていたところ、降ってわいた小型軽量モデルに思わず転んでしまいました。性能はα7 III相当なので、向こう3年は第一線をはれるはず。散歩や自転車でのライドに気軽に持ち出して、写真撮影を楽しみたいと思います。じっくり使い込んであげたいな。
動画撮影に適した機構や機能も豊富なので、動画にも挑戦してみたいと思います。