バックアップ用のHDD容量がいっぱいになりつつあったので、新しいHDDを買いました。
Seagate / BarraCuda 8TB ST8000DM004
Seagateのコストパフォーマンス重視ライン「BarraCuda」シリーズから、シリーズ最大容量の8TBな「ST8000DM004」です。このシリーズは、大容量で低価格を実現するために、SMRという記録方式を採用しています。SMRはランダム書き込みが苦手なのですが、バックアップ用途でしたらシーケンシャル書き込みが大部分なので問題にならないだろうと考えて、価格重視で選びました。
中身は至って普通です。苦手なランダム書き込みを補うために、記録領域の一部をランダム書き込みが得意なCMR方式にして書き込みキャッシュを確保したり、バッファリングのアルゴリズムを工夫したりしているとのこと。SeagateではMulti-Tier Caching Technology (MTC)と呼んでいるようです。
ベンチマークにはあまり興味がないので、ささっとストレージボックスに投入しました。ベンチマークを取ってみたい気持ちはあるので、次にSSDを購入したときはベンチマークをとってみようかな。
WD REDに比べると、気持ち書き込み時の動作音が耳障りに感じます。もちろん実用上の問題はありません。速度もネットワーク越しで30-50MB/sec程度は出ていたので、バックアップ目的にはまったく問題なし。
あとは長いこと稼働させたときの信頼性ですね。これまでメイン用からバックアップ用に用途を変えて使っていたHGSTの4TB HDD「0S03361」は1900日、つまり5年ほど故障せずに動いてくれました。0S03361はDeskstarシリーズに属するデータセンター向けの製品ですからBarraCudaに同じ品質を求めるのは酷というものですが、容量不足になるまで元気に動いてくれることを祈るのみです。