シグマから、F2.8通しの明るさながら軽量コンパクトな標準ズームレンズが発表されました。ベストバランスを追求したContenporaryラインからのリリースです。
シグマ、重量470gのフルサイズ大口径標準ズーム「28-70mm F2.8 DG DN」 - デジカメ Watch
手持ちの標準レンズと比べてスペックがどうこう、などと書こうとしたらBさんのブログに全部書かれているのでそちらに譲るとして(笑)、Bさんのブログで比較対象とされている4本のレンズのうちSIGMA 24-70/F2.8 Art以外の3本は現在所有しているか使ったことがありました。Sony 24-70/F4 ZAは、初代α7と合わせて購入し使い込んでいましたが、Sony 24-105/F4の購入に合わせて手放しました。TAMRON 28-75/F2.8とSony 24-70/F2.8GMは現在所有しています。
使い分けは、本気の撮影や荷物容量の上限が心配ない車移動の場合はSony 24-70/F2.8GMを、自転車旅など荷物に制限がある場合はTAMRON 28-75/F2.8を使うつもりでした。実際には自転車旅にはTAMRON 28-200/F2.8-5.3を持ち出すことが多く、TAMRON 28-75/F2.8は今ひとつ出番が少ないです。28mmでしたら同じF2.8の明るさですし、自転車旅には100mmを超える望遠があると撮影の幅が広がるので、ついついTAMRON 28-200/F2.8-5.6を持ち出してしまいます。自転車旅でなくてもTAMRON 28-200/F2.8-5.3を持ち出すことも多く、Sony 24-105/F4の出番すら少なくなる始末です。やはり200mm/F5.6まで使えて長さ117mm、重量575gは強力です。便利ズームの利便性は全てを薙ぎ払う。
SIGMA 28-70/F2.8は確かに軽量コンパクトですが、TAMRON 28-75/F2.8とはわずか80gの違いで、利用頻度を大きく変えるほどとは思えません。ズームリングの回転方向がソニー・タムロンとは逆なこともあって、今ひとつ購入しよう、とはならないんですよね。どちらかというとSony 24-70/F4 ZAを買い直した方が使い方のバリエーションが広がるんじゃないかと考えているくらいです。
標準ズームレンズばかり何本も揃えたとしても、撮影できる写真の幅が広がるわけでもなし、今持っているレンズを使い込むのが先ですね。店頭で見かけたら触ってみるにしても、今は手持ちの機材をじっくり使い込もうと思います。
それ以前に写真撮影の機会を作るところからですね。最近の情勢から、外を出歩くことがめっきり少なくなりましたから。状況が好転して気兼ねなく外出できる日が来ることを願います。