発表直前まできながら延期になっていたソニーの新カメラが発表されました。
ソニー、レンズ交換式になったVLOGCAM「ZV-E10」を9月発売。レンズキット8.9万円 - デジカメ Watch
ティザー広告のもふもふからの予想通り、Vlog撮影に向いたVLOGCAMでした。APS-Cサイズのセンサーを搭載し、α6000シリーズと似たような外観ながら、EVFを省略してカプセルマイクを搭載、液晶モニタはバリアングルモニタになっています。操作系は先行モデルZV-1と同じですね。ブラックとホワイトのカラーバリエーションが用意される点も同じです。
驚くべきは価格設定ですね。ボディのみで税込78000円程度の値段が提示されています。レンズが別とはいえ、より大型のAPS-Cセンサーを搭載しながらZV-1よりも低価格です。また、同程度のスペックであるα6100と比べても低価格という驚き。まぁEVF非搭載で操作系が動画よりなのでα6100の代わりにはならないんですけどね。
ところで、1型センサー搭載のレンズ一体型とAPS-Cセンサー搭載のレンズ交換型をラインナップした意欲的なカメラといえば、QXシリーズを思い出します。スマホとの連携を前提にレンズとセンサー部分だけを切り出したカメラで、今ならリコーのTHETAシリーズが近い使い勝手でしょうか。THETAは360度カメラのため構図を決める必要がなくスマホ連携せずとも使えますが、QXシリーズは構図を決めたくなるとスマホ連携が前提になって、背面液晶があるα5000/6000シリーズの方が使い勝手がよかった記憶があります。
QXシリーズは新市場を開拓するまでのヒットにはならず後継は出ませんでしたが、VLOGCAMは新市場ができるほど売れて欲しいですね。ZV-1の売れ行きがよいという話も聞きますし、期待できそうです。
私は、一度動画も体験してみたいと思いZV-1が気になっていたので、ZV-E10も気になりますね。手持ちのAPS-C対応Eマウントレンズを活用すれば、ZV-1よりも手頃なお値段で動画が体験できますし、ZV-1同様にWEBカメラとして利用できるので使い道も広いですし。
いずれα7Cをベースにしたフルサイズセンサー搭載のVLOGCAMが登場するような気もしますが、被写体や体験は待ってくれないですし、欲しい時が買い時という言葉もありますし、購入を検討してみたいと思います。