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FiiOのUSB DAC内蔵ヘッドホンアンプK3購入

デスクトップでもバランス接続で音を楽しむために、FiiOのUSB DAC内蔵ヘッドホンアンプK3を購入しました。

FiiO / K3

もともとデスクトップではソニーのCAS-1を使って音を楽しんでいました。CAS-1は、スピーカーから75cm程度のニアフィールドかつ小音量でも高音質を楽しめるコンパクトオーディオです。ポータブルヘッドホンアンプPHA-2相当のデバイスを使ったヘッドホンアンプを搭載して、ヘッドホンでも楽しめます。

ただ、ヘッドホンは3.5mmのアンバランスで、バランス接続には対応していません。最近onsoのリケーブルに手を出してバランス接続がしたくなっていたことと、CAS-1のヘッドホン端子は若干ホワイトノイズが気になることから、バランス接続ができる手頃なヘッドホンアンプを探していました。

既に所有しているFiiO Q1 Mark IIを使う手も考えたのですが、バッテリー内蔵のポータブル機器を常時接続して使うのは気が向かなかったので、据え置きのK3を購入したわけです。ちなみに、購入した後で開封できずにしばらく積んでいたら、後継機のK3ESが発表されて悔しい思いをしました。DACチップの違いがわかるほど敏感な耳ではありませんし、お安く買えたから悔しくないぞ、と。

サイドが丸い黒の筐体に円形のボリュームつまみという外観は、Q1 Mark IIと似た雰囲気です。持ち運びを考慮しないためか、Q1 Mark IIよりもフットプリントが小さく、厚くなっています。ハイレゾマークがモノクロなのがシックで好ましいです。よくある金色のマークはちょっと主張が強すぎると思います。

DACチップにAK4452、オペアンプにOPA926を採用しているのはQ1 Mark IIと同じです。音も似たようなものだろうと考えて、試聴せずに購入しました。

ヘッドホンとの接続は、3.5mmアンバランス接続と2.5mmのバランス接続の2種類です。2.5mmのバランス接続は、先日購入したonsoのケーブルを使って接続するつもりです。

ソニーは4.4mmのバランス接続端子を推しているので、ケーブルが共用できずに不便ですね。リケーブルは凝り出すとお値段が高くなって、何本も買うわけにはいきませんから。そのうち変換コネクタを購入しようと思います。

スイッチは低域のダイナミックレンジを拡張するバスブーストと、ゲイン切替の2種類です。大きめのボリュームつまみは操作しやすくてよいですね。LEDは入力信号によって色が変わります。

背面にはSPDIFデジタル出力とライン出力、それにUSB Type-Cインタフェースがあります。スイッチはUSB Audio Classの指定のためのスイッチで、Macだとドライバ不要なので2.0固定でよさそう。SPDIFデジタル出力とライン出力は今のところ使い道はありませんが、メインマシンで同軸デジタルが使えるのは嬉しいことがあるかもしれません。将来の拡張性としておいておきます。

さっそくMDR-1Aをonsoのバランスケーブルで接続して鳴らしてみました。音の傾向はQ1 Mark IIと同様で、変な味付けや強調がなくスッキリと聴きやすい音でした。聴き疲れせずリラックスして音を楽しめそうで、狙い通りでした。

手軽に音を楽しむならウォークマンのようなDAPにワイヤレスヘッドホンが使いやすいですが、デスクトップでじっくりと音を楽しむのもよいものです。プレイリストを作ったりザッピングしたりを大画面で操作できるのもデスクトップならではのメリットです。ここ最近ゆっくりと音を楽しむ余裕もなかったので、時間を作って心に余裕を持ち音に没頭しようと思います。

Fiio / K3ES

Fiio / K3ES

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9/10に新機種のK3ESが発売されてK3は旧機種になってしまいました。

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