折りたたみ自転車を購入しました。
諸般の事情でロードバイクはお休み中ですが、あまりにも外で自転車に乗らないのも寂しい。とはいえ、自転車は保管場所が必要なので、乗りたいからと言って間に合わせの自転車を買うのはもったいない。そうだ、折りたたみ自転車なら保管場所も取らないし、輪行や車載もやりやすくて楽しみ方も広がるはず。
そんなわけで折りたたみ自転車を探すも、世は空前の自転車不足で購入しようにもモノがない状態が続いています。折りたたみ自転車にも自転車不足の波が押し寄せていて、これぞ!という自転車には巡り合えませんでした。そんな時に、たまたまモノがあったのがこちら「CARACLE」です。
折りたたみ自転車はロードバイク以上に多種多様な自転車がひしめいています。ブロンプトンやダホンは私も知っている有名どころですが、それ以外にもいろいろなメーカーがいろいろな折りたたみ自転車をリリースしています。
今回折りたたみ自転車に求めるのは「そこそこ軽くて、小さく折りたためて、そこそこ走れる」でした。折りたたみという機構を搭載する以上、性能面ではハンディを背負うのが折りたたみ自転車の宿命です。その制約の中で各メーカーがいろいろな自転車を世に送り出しています。その中でも、「小さく」「軽く」「走りやすく」そして「折りたたみが簡単」な、本当の意味での『折りたたみ』自転車の実現に挑戦しているテック・ワンさんの「CARACLE-S」が目にとまったわけです。
CARACLE-Sはロードバイクのコンポーネントを採用していることもあって自転車不足の影響を受け品薄ですが、たまたま入手できる機会があったので思い切って購入しました。
CARACLE-Sは20インチの折りたたみ自転車です。ブレーキはリムブレーキ、変速はフロントシングルのリア10速(スポーツタイプの場合)です。重量はペダルを除いて10kgを少し切るくらい、折りたたむと65×47×33cmとなり、3辺合計158cmのスーツケースに収まるほど小さくなるのが特徴です。
ハンドルバーはストレートです。ZOOM製のブレーキレバーを採用しています。フロントシングルのため左側にシフターはなくブレーキのみです。ブレーキレバーにベルを内蔵していて、ハンドル周りをすっきりさせるのに一役買っています。
右側にはリア変速のシフターを備えています。コンポートはシマノ Tiagra 10速です。
スポーツタイプらしくペダルは付属していません。今回はMKSの折りたたみペダル「FD-7」を取り付けました。クイックリリースタイプも気になったのですが、軒並み品切れだったのでひとまず折りたたみペダルにしてみました。
ブレーキは安心のシマノ製です。
ショートタイプのVブレーキ「BR-R353」ですね。前輪のブレーキはフロントフォークの後側に配置されています。
リア変速は10速、スプロケットは11-32Tのワイドレシオです。クイックリリースレバーの上にある部品は、折りたたみの際に磁石で開きどめをするための部品です。
2ピース構造の軽量クランクです。ナローワイドチェーンリング採用でチェーン落ちしにくくなっています。歯数は52Tです。ロー側32Tと組み合わせるとギア比が1.63で、激坂でなければ登れるかな。
サドルはスポーツタイプらしい軽量サドルです。なんとカーボンレールとのこと。私にとって初めてのカーボンレールサドルだったりします。
シートポストはデフォルトのブラックからシルバーに変更しました。折りたたみ自転車では折りたたみの際にシートポストを下げる必要があり、どうしても傷がつきやすいです。ブラックだと傷が目立つので、傷が目立ちにくいシルバーに変更しています。ブラックの方が全体のバランスとしてまとまっていますが、シルバーもアクセントが効いていてよい感じ。
サスペンションはエラストマーを使ったものです。ガスもオイルも使っていないので、飛行機で預け入れする際も問題なし。
折りたたむと実に小さくなるのが嬉しいです。写真では持ち運びのためにサドルを少しだけ上げていますが、さらに下げてハンドルポストと同じくらいの高さにできます。飛行機に預け入れ可能な3辺合計158cmのスーツケースに入ってしまうくらいの小ささです。スーツケースに入れると、飛行機での輪行も安心ですね。折りたたみ時にドライブトレインが内側にくるのもいい感じ。変速機やスプロケットが外側だと、破損の恐れがあったり体に当たって痛かったりするので。
まだ購入したばかりで乗れてすらいませんが、ロードバイクとは違った楽しみ方に挑戦しようと思います。オプションパーツもいろいろ揃っているので、少しずつカスタマイズして自分だけの自分好みの自転車に仕上げていきたいですね。