ディスクブレーキロードバイクの購入に合わせた周辺グッズのひとつとして、オーストリッチのダミーディスクローターを購入しました。
ディスクブレーキロードバイクに採用されている油圧式のブレーキキャリパーは、オイルとシールリングが組み合わさって、ブレーキパッドとディスクローターの隙間が一定量になる仕組みになっています。ところがこの仕組みが災いして、輪行や車載でホイールを外す、つまりディスクローターがブレーキキャリパーから外されているときにブレーキレバーを握ってしまうと、ブレーキパッドどうしがくっついたまま離れなくなります。こうなると、マイナスドライバーなど薄い板状のものを使いブレーキパッドの間をこじって隙間を空けることになります。出先ではやりたくない類の作業ですね。
このような事態を防ぐために、ホイールを外した際にブレーキパッドの間に挟むための板が必要になるわけです。ブレーキキャリパーのメーカー純正品もありますが、使い回しを考えると汎用品が望ましい。調べてみると、輪行グッズをたくさん作っているオーストリッチからディスクブレーキ用の汎用品が発売されていて評判もよさそうだったので、購入と相成りました。
前後ブレーキに対応できる2個セットです。お値段も手頃で嬉しいですね。
作りは至ってシンプル、プラスチックの板にゴムが取り付けられています。
板をブレーキパッドの間に挟むだけでは、振動や接触で抜け落ちる恐れがあります。これを防ぐために、ゴムをブレーキキャリパーに引っ掛けて固定するわけです。
ブレーキパッドの間に挟む部分です。油分は厳禁なので、気をつけて取り扱う必要があります。
さっそくTCRを車載する際に使ってみたところ、特に支障なく使えました。ゴムのおかげで抜け落ちる心配もなし。ついうっかりブレーキレバーを握ってしまうことがありそうなので、ダミーローターがあれば安心ですね。これで新しいTCRといろいろな場所にお出かけできそうです。