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最後のリムブレーキ!GIANT TCR ADVANCED PRO 1 購入!

私にとって最後のリムブレーキモデルになるであろうロードバイクを購入しました。と言っても2台目です。購入したのは、ジャイアントのオールラウンドバイクTCRから、第9世代フレームのADVANCED PRO 1 2021年モデルです。

2021 GIANT Bicycles | TCR ADVANCED PRO 1

先日、コンポーネントをR8000 Ultegra Di2に載せ替えて愛用していた2017年モデルのTCR ADVANCED 2を諸般の事情で使えなくしてしまいました。ディスクブレーキのロードバイクを購入したものの、リムブレーキのロードバイクには愛着がありどうしようか考えあぐねていたところに、店頭在庫で2021年モデルのリムブレーキTCRを見かけて思わず購入してしまったというわけです。ADVANCED PROグレードのフレームとUltegraクランクのパワーメーターとカーボンホイールを揃えて手頃なお値段にまとめられており、さすがジャイアントと唸らされるパッケージです。購入不可避でした。

舗装路を走るロードバイクの市場トレンドがディスクブレーキに移行しつつある中、高性能なリムブレーキモデルを購入できるのは今が最後の機会でしょう。Di2のコンポーネントが一部は流用可能な状態だったことも背中を押してくれました。2021年のTCR ADVANCED PRO 1は機械式変速のUltegraで組まれていますが、一部のコンポーネントを流用してDi2に載せ替えたわけです。

新型Ultegra R8100に載せかえることも考えましたが、コンポーネントの一部が流用できることでお財布に優しいこと、リムブレーキモデルのR8100はセミワイヤレスではなく有線接続でエレクトリックケーブルの取り回しが面倒そうなことから、R8000 Di2への載せ替えで進めることにしました。

納車されてからあまり乗れていないので、ひとまず各部の紹介です。

フレームカラーはカーボンです。グロス仕上げの漆黒に、シルバーのデカールが目をひきます。シンプルで落ち着いた配色が上品な雰囲気を醸し出しています。

ダウンチューブには機械式変速用のワイヤー受けが設けられています。ディスクブレーキモデルのフレームと同じ構造です。今回はDi2電動変速に乗せ替えたため、こちらのワイヤー受けは利用しません。

フロントフォークの付け根にフロントブレーキキャリパーが配置されています。見慣れたリムブレーキモデルの景色です。ディスクブレーキのすっきりした外観は空力的にも見た目もよいものですが、リムブレーキも割と気に入っています。機能美があります。

シートステーとシートポストの接合部には、リアブレーキキャリパーが配置されています。こちらもおなじみの景色です。

シートポストはエアロ性能に配慮したカムテール形状です。

フロントフォークはストレートタイプです。これはいつものTCRです。

リアブレーキのケーブルは、フレームの右側面から内装されます。Di2のエレクトリックケーブルも、同じくフレーム右側面からの内装です。先代の第8世代TCRフレームと同じ構造です。

サドルは先日購入したディスクブレーキモデルと同じく、FLEET SLです。いろいろなポジションが取れて使いやすいサドルでした。長距離はまだ乗っていないので評価は未知数です。

コラムはジャイアント独自のオーバーサイズ、OD2です。これも先日購入したディスクブレーキモデルと同じです。

レバーはR8050です。使い慣れたレバーで手に馴染みます。

シートチューブとシートステーの接合部です。カーボンフレームのTCRは、この接合部が滑らかで綺麗だと思います。

フロントブレーキ周りです。見慣れたクイックリリースです。

リアブレーキ周りです。

ブレーキシューはシマノ純正の黒色ではなく、灰色のものが付属します。ジャイアントのカーボンリム専用ブレーキシューです。止まりにくい、雨の日には効き始めが遅い、などいろいろな評判が聞こえてくるリムブレーキ用カーボンホイールです。実際に体験してみるのが楽しみです。

チェーンリングは36/52Tセミコンパクトが付属します。これまで使っていた34/50Tと比べると歯数が多いものの、リア11-30Tのカセットと組み合わせることで34/50T 11-28Tよりも広いギア比が使えるので、問題はないでしょう。

クランクには、ジャイアント独自のパワーメーター「POWER PRO」が取り付けられています。必要そうなものが全て完成車に含まれるので、買ったその日からレースやロングライドに大活躍できるパッケージを手頃な価格で入手できるのがジャイアントのいいところです。

フロントディレイラーです。新型R8100 Ultegraでは、フロント変速がさらに速くなったとのこと。いつか試してみたいものです。

POWER PROパワーメーターは両側計測なので、左側クランクにも細工が施されています。バッテリーは充電式で、左右同時に充電できる専用の充電ケーブルが付属します。

リアディレイラーです。取り付け部付近でフック状になった箇所の使い道がわからなかったのですが、なるほど、リアエンドから伸びたエレクトリックケーブルをとめておく場所として使うのですね。

カセットは11-30Tのワイドなものです。36/52Tのクランクと組み合わせることで、広いギア比を実現できる優れものです。

今回、Di2のジャンクションはハンドルバーエンドに内蔵しました。

ジャンクションがなくなり、ステム下がかなりすっきりしました。これは嬉しい。

Di2のワイヤレスユニットもこの辺りに配置されます。ジョイントの代わりに使うということですね。

ホイールは、ディスクブレーキモデルと同じくフックレスリムのカーボンホイールが付属します。カーボンホイールにはディスクブレーキだろうと考えていましたが、リムブレーキでもカーボンホイールにしてしまいました。

ディスクブレーキだとリムの素材にブレーキ性能が左右されないので、カーボンホイールにはディスクブレーキの方がよさそうなんですよね。チューブレスになると、さらにブレーキング時の熱も気になりますし。さらにカーボンリムはブレーキが効きにくいという噂はよく聞きます。噂を鵜呑みにするのも芸がないので、実際に乗って確かめてみるよい機会だと思うことにしましょう。

タイヤはモデルイヤーの違いにより、GAVIA AC 1が初期設定です。次はGAVIA Courceにしてみたいですね。

全く乗れておらず、実際に乗って楽しめる日が待ち遠しいです。ディスクとリムで同じグレードのフレームと同じシリーズのホイールが揃ったので、乗り比べてみるのも楽しそう。しばらくはディスクとリムの違いを実感するため、いろいろなバイクを試して楽しもうと思います。

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