ライドの記録

【初夏の高原ライド】DAY 2 : 乗鞍スカイラインに再挑戦!快晴の天空ヒルクライム!

はじめに

乗鞍スカイラインに挑戦しよう、とやってきた初夏の高原ライド。前回は平湯ゲートまでヒルクライムしたものの、自転車通行止めであえなく引き返し、高山観光したところまでを書きました。

【初夏の高原ライド】DAY 1 : 乗鞍スカイラインに挑戦!通行止めからの温泉ドライブ!はじめに 自転車乗りが目指す約束の地のひとつ「乗鞍」。舗装路を走ることができる場所のうち、日本で最も高いところにあるのが、目指す理由の...

今日こそは乗鞍スカイラインに挑戦です。

ほおのき平〜平湯峠

宿をチェックアウトしたら、高山から国道158号線を進んでほおのき平の駐車場に到着です。平湯ゲートまで行こうとも思いましたが、たくさん登れるのでほおのき平でヨシ。

昨日と同じくらいの駐車台数です。トイレの向こう側にも駐車スペースがあって、台数的には余裕があります。ハイシーズンになると、もっと混雑するんですかね。

淡々とペダルを回して、平湯峠への分岐に到着です。今日も晴天で暑いくらいです。

さらに進んで、平湯峠のゲート前に到着です。

今日は自転車で通行可能です!やった!

快晴で風も弱く、最高のサイクリング日和です。初めての乗鞍スカイラインがこんな快晴で幸せ。

乗鞍スカイラインを登る!

ゲートを抜けて、いよいよ乗鞍スカイラインヒルクライムの始まりです。

乗鞍スカイラインは、平湯峠から畳平まで14kmで1000mほど登ります。序盤の夫婦松駐車場までが3kmで平均斜度9.5%と割ときつめです。消耗しすぎないようマイペースで進んでいきます。

夫婦松の展望駐車場です。かつてマイカー規制がなかった頃は賑わっていたのでしょう。今はバス・タクシーと自転車ばかりになって、駐車する車もなく広々としていました。

さらに登っていくと、残雪の北アルプスがちらちらと見えてきます。

つづら折りを折り返すたびに景色が変わり、飽きずに登っていけます。

望岳台の展望台です。平湯峠から4km地点で、標高が2013mです。ずいぶんと登ってきました。空気が薄くなり、息苦しい感覚が出てきます。呼吸を深くしながら先に進みます。

雲一つない快晴の空。空の青が目に眩しいくらいです。

立ち止まっては写真撮影に興じるため、なかなか先に進めません。せっかくの乗鞍ですから、景色を楽しみながらゆっくりと登ることにしましょう。

あまり頑張りすぎると、息が切れてしまいますからね。休み休み登るくらいがちょうどよい。

森林限界を超えて雪壁へ!

さらに登っていくと、背の高い木々がなくなり視界がひらけてきます。

いわゆる森林限界を超えた、というやつです。見晴らしが良くなって、気分上々!

これから進んでいく道がはるか遠くまで見渡せると、気分がアガります。

標高が高くなってくると、道路脇に雪の壁が登場します。

冬季閉鎖解除からしばらくたっていますが、まだまだ雪壁は健在でした。

絶好のサイクリング日和で、たくさんのサイクリストたちが乗鞍を楽しんでいました。

道の両脇に高い雪壁が!

バスと比べると高さが実感できます。

絶景の乗鞍を満喫!

さらに進んでいくと、乗鞍の本領発揮とばかりに次々と絶景が目の前に登場します。

山肌に刻みつけられたような道。

ヘアピンカーブと雪の壁。

まるで空の上を走っているような錯覚に陥ります。

ディスクブレーキのTCRはちょっと重ためですが、問題なく登っていけました。でも、もう少しだけ軽量化したい。危険な考えが頭をよぎりました。

標高は2500mを超えて、雪に覆われた場所も多くなってきました。

空の青、雪の白、それに岩肌のコントラストが強烈です。

いま、ここでしか見られない景色がここにある。

サイクリストが豆粒のようですね。

案内板の枠が写真の額縁みたいで面白い。

頂上付近では、スキーを楽しむ人々の姿もありました。

一度滑り降りると登るのが大変そうですね。

バスは楽そうだな、と思いつつも、自分の力で登ってくるのもそれはそれで楽しいものです。

畳平!

ついに、乗鞍スカイラインの終点、乗鞍岳畳平に到着しました。標高2702mで、舗装路としては日本最高所です。再び帰ってきたぞ!

風はなく穏やかな天気で、鶴ヶ池も静かなものでした。

雲一つない快晴です。本当に、天候に恵まれました。

昨日の通行止めが嘘みたいです。

畳平の気温は8度。冬装備で登ってきましたが、冬の勝尾寺よりも暖かく、厚着しすぎで汗ばむほどでした。

魔王岳に登る!

銀嶺荘で水分補給したら、魔王岳に登ってみました。前回、エコーラインを登って畳平に来た際は、時間の都合ですぐに引き返したため登れなかったのです。今日はたっぷり時間があるので、とことん畳平を楽しみます。

10分ほど登って、2761m地点に到着です。

眼下に銀嶺荘とバスターミナルが見えます。

雪を纏った山肌が目の前にどどーん。

少し登るだけで、景色が全然違いますね。

前回は見られなかった景色だけに、感動もひとしおです。

ずーっと眺めていても飽きません。

畳平からすぐ近くではありますが、このような岩場なので足元には注意が必要。

今回は、SPD-SLシューズにクリートカバーで強行しました。ソールが傷だらけになるのが気にならなければ、問題はありませんでした。次は登山用に別の靴を持ってこようと思います。

絶景を堪能して、畳平に戻ります。ゆっくり慎重に。

熱々の豚汁と揚げたてのポテトチップス!

畳平に戻ってきたら、バスターミナルのレストランでおやつをいただきます。

まずは熱々の豚汁です。塩分多めの温かい汁物は、冬のライドにおいては絶対の正解ですね。

そしてこちらが揚げたての自家製ポテトチップスです。揚げたてだけに、こちらもアツアツ。

意外と量も多く、たっぷり楽しめました。コーラとの相性も最高です。

快晴、微風、気温8度と、最高の天候でした。

乗鞍エコーラインと乗鞍スカイライン、あわせて乗鞍ライチョウルートに愛称決定とのこと。エコーラインが開通したら、エコーラインからスカイラインに抜けるライドに挑戦してみたいですね。

岐阜・長野県境へ

おやつを楽しんだら、再び畳平を散策します。

シーズンにはまだ早いからか、さほど人の数は多くありませんでした。夏になったらもっと多くの人が集まることでしょう。

抜けるような青空とはまさにこのこと。

来られてよかったです。

畳平を後にして、岐阜県と長野県の県境に向かいます。

ここにも雪壁が!

雪の回廊を抜けると、県境です。

向こうに見えるのがエコーラインです。

除雪は終わっていて、開通を待つばかりの様子。

県境から見る鶴ヶ池もステキですね。エコーラインを登ってくると、まず目に入る景色です。前回の乗鞍を思い出して、懐かしさを覚えます。

また来ます、きっと。

名残惜しいですが、いつまでも滞在するわけにはいきません。

乗鞍スカイラインを下って、駐車場に戻るとしましょう。

帰路へ

まだまだスキーを楽しむ人々がいました。

登りと違った景色が目に入り、新鮮な発見がありますね。

彼方まで道が続く風景が好きです。

登ってくるサイクリストの表情が明るく楽しそうで、こちらも楽しくなってきます。

絶景だらけで自然と表情が緩みます。

笑ってしまいそう。控えめに言っても絶景。

少し下っては止まって写真撮影するため、全然前に進みません。

ま、急ぐ旅でもなし、せっかくの乗鞍を最大限楽しむとしましょう。

風は弱く気温は高く、穏やかな天候でした。何しろ冬の勝尾寺よりも暖かいくらいです。冬の勝尾寺にも耐えられる装備で来たので、汗ばむほどです。下りでもウィンドブレーカーは不要なくらいでした。

ここからは、写真多めでお送りします。

無事に平湯峠のゲートまで降りてきました。さらにほおのき平までダウンヒルしてゴールです。

車に自転車を積んだ後は、平湯温泉で温泉に入ってリフレッシュ。車で帰路についたのでした。

おわりに

久々の乗鞍は、天候に恵まれて最高の体験になりました。通行止めだったときはどうなるかと思いましたが、山は逃げない!翌日に再挑戦して優勝となりました。

前回は夏のエコーライン、今回は冬季閉鎖解除直後の雪のスカイラインと、それぞれ違った姿を見ることができました。次はまたエコーラインに挑戦したいですね。秋の紅葉シーズンもよさそうです。魅力あふれる乗鞍、また行きたい!

今回の軌跡

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