みなさん、日常を楽しんでますか。私は最近こちらのアニメーション作品に夢中です。
「ぼっち・ざ・ろっく」は、人見知りで孤独な少女、ぼっちちゃんこと後藤ひとりが、ひょんなことからバンド活動に巻き込まれていくうちに、少しずつ変わっていくお話です。
まんがタイムきらら連載のコミックスが原作で、女子高校生4人組のバンドで、ロックで、というと「けいおん!」じゃない、とツッコミが入りそうですが、ぼっち・ざ・ろっくはけいおん!とはまた違った魅力あふれる作品です。
まず、主人公の相性が「ぼっちちゃん」とあるとおり、人見知りで引っ込み思案な性格なのです。そんな性格の自分でも輝けそうなバンド活動に憧れてギターを始めますが、バンドメンバーを見つけることができず孤独に練習を重ねるばかり、その分ギターの腕前は上達したわけです。
一番右がぼっちちゃんですが、うつむき加減の描写が性格をよく表していますね。そんなぼっちちゃんが、結束バンドのドラムである伊地知虹夏に誘われてバンド活動を始めることで、少しずつ変わっていきます。
周囲の手助けにより、あるいは自分自身の決断と行動により、ぼっちちゃんの世界が少しずつ広がり、できることが少しずつ増えて、周囲に少しずつ認められていく、そんなアツい!成長物語がぼっち・ざ・ろっくの真骨頂。
アニメーション作品としても、原作の魅力を丁寧に拾い上げた上で、アニメーションという表現ならではの魅力をさらに追加した出色の出来です。特にバンド演奏のシーンは、高校生バンドらしいアツいメロディーと歌詞、それに運指やスティック捌きなど本物さながらの描写で、まるでライブハウスにいるかのような臨場感が感じられます。
特に5話の演奏シーンがアツい!ぼっちちゃんにとっても大きな転機になる印象的なシーンが、丁寧な描写でさらに魅力的に仕上がっています。ぼっちちゃんの思いが高まる瞬間、それに気づく周囲の人々、メンバー同士のアイコンタクト、大音響に震えるペットボトルなど、細やかな描写が現実感と情熱を高めテンション爆上げ!です。YouTubeにはライブ映像もありますが、ここはぜひ1話から通しで盛り上げつつ観ていただきたいところ。
アニメ化のペースもゆっくりですし、原作も5巻が発売予定で先が楽しみです。12月には結束バンド初のアルバムもリリース予定で、ぼっちちゃんの活躍と変化から目が離せません!
しかし、作品のアツさにあてられて、自分でも思わず何か楽器を始めたくなってしまいますね。ぼっちちゃんレベルでギターを1日6時間で3年かー、今の時間の使い方だと厳しいかな。ともあれ、このアツさを胸に日々を駆け抜けていこうと思います。