あいにくの空模様で自転車は諦めた沖縄旅行でしたが、せっかくなので自転車で走るはずだったルートを車で走ってきました。自転車で走るはずだったのは、いわゆる「やんばる」と呼ばれる沖縄本島北部です。手付かずの自然が残っている緑豊かなエリアです。
中でも印象的だった、沖縄本島最北端「辺戸岬」を紹介します。自転車乗りって端っこが好きですよね。私もその例に漏れず端っこ好きなので、最北端が印象深ったんでしょう。
緑豊かなやんばる一帯は国立公園に指定されています。向こうに見えるのは菩薩の横顔にも見えるといわれる、聖地・安須森(あすむい)です。琉球開闢の聖地とも言われているとのこと。現在は大石林山という自然のテーマパークになっています。今回は行く時間がなかったのですが、次こそは。
岬の北端に向かっては遊歩道が整備されていて、突端まで行くことができます。
太平洋と東シナ海に面しているだけあって、波が岩肌に打ち寄せるダイナミックな光景が見られます。
この日は風が強くて、近くの宇佐浜にも白波が押し寄せていました。
駐車場の脇にある銘板です。那覇市街からは不便な位置ですが、観光の方はそれなりに多くて意外でした。
岬の突端には拝所があり、ここが聖地であることが実感できます。沖縄ではありのままの自然を崇拝して大切にする文化があるとのこと。自然への畏敬の念は忘れないでいたいものです。
できれば晴れの日に自転車で訪れたかった沖縄本島最北端でした。曇りの日に車で来るのも違った魅力があってよいものです。時間と体力に余裕ができるので、その分写真撮影に注ぎ込めます。とはいえ、やはり自転車で来たい思いは抑えられませんね。いつの日にか再挑戦したいものです。