はじめに
秋になると長野に行きたくなるよね、ということでふらっと行ってきました。予定と行程の関係で自転車ではなくレンタカーを借りてのドライブです。
新幹線で長野駅に移動してレンタカーを借りることにして、どこに行こうか考えた結果、戸隠から白馬をまわることにしました。戸隠から白馬のルートはこれまで何度か行ったことがありますが、何度行っても楽しめるステキな場所です。今回も楽しむぞ!
戸隠神社 奥社
長野駅を出発して、バードラインを進んで戸隠を目指しました。いつか自転車でも走ってみたい道です。獲得標高はかなりのものですけど。
戸隠の中をしばらく進んで、戸隠神社の奥社に到着しました。戸隠神社は奥社・中社・宝光社・九頭龍社・火之御子社の五社があります。全部回ってみたいところですが、時間の関係で今回は奥社のみ。
入り口の鳥居を抜けて奥を目指します。駐車場から奥社までは少し距離があります。坂道もあってちょっとしたハイキングの趣。
駐車場に到着したあたりから、雨がぱらついてきました。長野周辺は晴れでしたが、山の天気は変わりやすいということですかね。戸隠は山間部ですし。この後も降ったりやんだりが続いていたので、車でまわることにしたのは正解だったかもしれません。
しばらく歩くと随神門が見えてきます。この辺りが参道のちょうど中間地点。ここから先は少し登ります。
参道のまわりは巨木が立ち並んでいます。静謐な森の空気を楽しみながら先に進んでいきます。
苔むした樹皮が年月を感じさせてくれますね。
何かが祀られた木の虚がありました。ところどころに神秘を感じさせる場所があるのが戸隠の魅力。
ごつごつした樹皮に荒々しさを感じます。
苔むした岩の影から、コログが飛び出してきそうな雰囲気。
参道の脇にはお地蔵さんが鎮座していました。
岩肌を流れる川あるいは滝もあって、涼しげな空気をただよわせてくれます。
さらに進んで、奥社に到着です。天手力雄命(あめのたぢからおのみこと)を祀っているとのこと。開運、心願成就、五穀豊熟、スポーツ必勝などの御神徳があるそうで、私も開運を祈念しておきました。
再び参道を通って駐車場に帰ります。滝の水飛沫で虹がかかっていました。
コログの実?? 誰が置いたんでしょうね。
しめ縄をまとった杉。神秘を感じます。
散策しているだけでも清々しい気分になれて、大変ありがたい。
この日は人もまばらで、静謐な空気を存分に楽しむことができました。
復興記念碑も年月を感じさせる風格です。
再び随神門に帰ってきました。この頃には雨もあがり、木漏れ日の中を気持ちよく散策できました。駐車場に戻って、次の目的地へ出発です。
鏡池
奥社を後にして立ち寄ったのは、鏡池です。センターラインのない少々狭い道を進む必要がありますが、それに見合った景色が楽しめます。
戸隠連峰を鏡のように映し出す「鏡池」は、標高1200mにある池です。池の周りを一周する遊歩道があって、四季折々の景色が楽しめるとのこと。
この日は微風で湖面にはさざなみが立っていて、鏡のようにとはいきませんでした。
雲の様子がダイナミックに移り変わり、様々な光景を見ることができました。
ツアーをガイドしていた方の説明では、絶好のシャッターチャンスだとか。私も気分上々で撮影を楽しんだり、景色を眺めたりして過ごしました。
緑深い森の中なので、熊には注意!!
大望峠
鏡池を後にして、次は鬼無里を目指します。途中にある展望スポットが、こちらの「大望峠」です。
戸隠や鬼無里はもちろん、晴れた日には北アルプスが一望できる絶景ポイントです。
秋は紅葉が見頃とのこと。紅葉のピークになったら、また来たいと思います。目に眩しい緑もなかなかの絶景。
この日は雲がかかっていて遠くは見えませんでした。一週間ほど前から急に寒くなり、北アルプスも冠雪して雪化粧していたので、ぜひ見てみたかった。次こそは。
鬼無里
大望峠を後にしてしばらく進み、鬼無里に到着です。
いつも通り、いろは堂にお邪魔しました。
おやきをいただきます。季節限定の栗あんと舞茸、それにおまけでいただいたかぼちゃです。安定の美味。自宅用の冷凍品も発送手配して満足です。
おやきだけでは物足りないので、そばもいただくことにしました。
ざるそばの大盛りです。
新そばかな??つやつやして、いかにも美味しそう。
コシの強さとツルツルした喉越しを存分に楽しむことができました。ごちそうさまでした。
白馬方面へ!
お昼ごはんをいただいた後は、国道406号線を進んで白馬を目指します。
いつもの白沢洞門です。雲が厚めでなかなか見えませんね。
雲がなければ冠雪した白馬連峰が見える絶景ポイントなんですけどね。やはり午前中に来なければ。
白沢洞門から白馬におりて、野平に足を運びました。春先は白馬連峰をバックに一本桜が見られる絶景ポイントですが、枝のみでも見応えがあります。
冠雪した山々がちらっと見えてテンション爆上げ。
雲間から差す日の光も綺麗でした。
青空と雲の対比が楽しめるので、こういう天気もいいものです。もちろん、雲一つない快晴も素敵ですけどね。天気はどうしようもないので、その場、そのときを楽しむように心がけようと思います。
雲の流れは速く、目まぐるしく変わる空模様でした。
水神宮橋から見る姫川とアルプスの山々です。
差し込む光のおかげで、どこか神々しく見えますね。普段は見られない光景が楽しめました。
コンディトライ・アン・マリーレでカフェタイム
白馬方面で絶景を楽しんだ後は、仁科三湖を通って信濃大町方面まで足を伸ばしました。木崎湖でゆっくりしたかったのですが、よい時間になってきたのでカフェを楽しんで帰り始めようという思惑です。
やってきたのは「コンディトライ・アン・マリーレ」です。「地産地消」をコンセプトに地元素材をふんだんに使用したケーキをひとつひとつ手作りしている、地元で人気の洋菓子店です。以前は大町温泉郷に店舗を構えていましたが、少し南に移転しています。レンタカーのカーナビが古くて、最初は旧店舗に行ってしまいました。
いろいろなスイーツがあって目移りしますが、今回は栗のタルトとチャイをいただきました。やはり秋は栗のシーズンですから。
甘さ控えめで、栗の風味を存分に楽しむことができました。
カフェでスイーツを楽しんだ後は、長野駅まで戻ってレンタカーを返却し、特急しなのと新幹線で帰宅しました。
おわりに
戸隠・鬼無里・白馬と、長野周辺を満喫できたドライブでした。天候は今ひとつでしたが雨には降られなかったのでヨシ。日帰りだと少し時間が足りなかったのが心残りですね。帰りは特急しなのだったのですが、新幹線と比べると時間がかかるため、帰り始める時間も早くなって時間に余裕がなくなります。泊まりにするか、往復とも新幹線にするか。次回は違った行程で余裕を持って旅路を楽しみたいと思います。