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劇場版 ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉 [SAION] @109シネマズ大阪エキスポシティ

劇場で新時代の扉を開いてきました。

劇場版 ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉

ウマ娘プロジェクトから、初の劇場版アニメです。ウマ娘プロジェクトは、実在する競走馬の名前と魂を受け継いだ「ウマ娘」たちの物語です。競走馬には詳しくない私でも聞き覚えがあるほど有名なキャラクターたちが、迫力ある勝負を繰り広げる様子が熱い、そんな物語です。

ウマ娘プロジェクトはスマートフォン向けのゲームがメインですが、私は未プレイでして、これまではアニメーション作品を楽しんでいました。そのアニメーション作品の劇場版が公開されたということで、劇場まで足を運んでみたわけです。

劇場版でスポットライトが当たるのは、ポッケことジャングルポケットです。先輩ウマ娘のフジキセキが走る様子に感銘を受けたポッケは、フジキセキが走ったトゥインクル・シリーズに挑むことを決意し、同世代のライバルたちと熱い戦いを繰り広げます。

ウマ娘の魅力は、なんといってもレースシーン。走る姿が本当に美しく迫力があります。物語はフジキセキのレースシーンから始まるわけですが、初っ端から度肝を抜かれました。ウマ娘たちの迫力ある疾走を大胆かつ効果的なカメラワークとカットで大いに盛り上げていて、冒頭から物語の世界に引き込まれました。この後のレースがどれも素晴らしい見せ方で、ウマ娘たちの走りにかける純粋な思いが感じられました。

作中では、理想と現実の乖離が繰り返し登場します。理想に届かないと絶望し、どん底からまた立ち上がる、灰の中からよみがえる不死鳥のようなウマ娘たちをみていると、自分も頑張らないとなー、と思えてきます。理想の姿は、他者が体現しているものであれ、自分の中にあるものであれ、なかなか手が届かないもの。それでも諦めず理想に少しずつ近づいていくことが大切なんですよね。

プレミアムサウンドシアター SAION(サイオン)

ところで、今回のシアターはSAIONでした。SAIONは作品それぞれの音を極限まで引き出す音響設備を備えたシアターです。

私はSAIONで鑑賞するのは初めてです。「そのおとを、そのままに」のキャッチフレーズに恥じない音響でした。劇場版ウマ娘で特に印象深かったシーンは、レースシーンですね。ゲートオープンは静寂の中で明瞭に響き渡り、ウマ娘たちが失踪する足音は大迫力の重低音が身体に響きます。そして場内に響く大歓声は自分がまるでその場にいるような臨場感をもって周囲を取り囲むように響いてきました。ウマ娘恒例のウィニングライブも素晴らしい体験でした。あと、名高いうまぴょい伝説も、SAIONで体験すると一味違いますね。

理想を目指し、それを超える心意気が感じられた、熱い作品でした。ラストは若干「俺たちの戦いはこれからだ」感があったので、続編か何かの機会でジャングルポケットとアグネスタキオンの勝負が見られるといいな、と思います。

小説 劇場版『ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉』 (角川文庫)

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