総集編の後編を観に行ってきました。
2022年に放映されたアニメーション作品「ぼっち・ざ・ろっく!」を前後編で再編集した総集編、その後編です。たまたま時間がとれたので、チネチッタのLIVE ZOUNDに足を運んでみました。LIVE ZOUNDはライブハウス寄りの音響なので、こういうバンドものを鑑賞するにはピッタリだろう、との考えからです。
チネチッタはアニメーション作品にも力を入れているらしく、サイン入りのポスターが展示されていたりするのも嬉しいところ。そういえば、トラペジウムのときもサイン入りポスターがあったな。
シアターはもちろんCINE 8のLIVE ZOUND装備を選択。ぼっち・ざ・ろっく!仕様の上映中の注意事項を楽しみながら、いよいよ本編です。総集編ということで再編や音の録り直しくらいかと思いきや、追加シーンが入っているんですね。編集の妙とあいまって、TV放映時を思い出しながら新たな体験ができました。TV放映時の記憶がほどよく薄れていることも、よい方向に働きました。
ぼっち・ざ・ろっく!とLIVE ZOUNDの相性もよかったです。諸般の事情で万全の状態ではなかったのですが、それでもライブシーンで楽器がキレイに定位している様子や、心臓の鼓動に合わせた重低音など、いろいろなシーンでLIVE ZOUNDらしさが楽しめました。もちろん、オープニング・エンディングは言うに及ばずです。
総集編といえば、一度はTV放映時に体験したものであり、さほど新しい体験は得られないのでは、と思っていたこともありましたが、劇場の音響で再び楽しめるのは新鮮な体験でした。劇場にこだわらないならTV放映版を動画配信サービスで見直すのも一興。ただし時間がかかるのでコンパクトに再編された総集編はありがたいものです。
総集編が終わったということで、次は本編の続編に期待がかかるところ。久々に原作を読み直すと、プロへの本気度やフェスへの出場など、バンドものの定番がきっちり描写されていることに改めて気づきました。こういったバンドあるあるが続編で描写されることを楽しみにしたいと思います。