シグマの単焦点レンズを購入しました。
シグマがリリースする、これまでのレンズでは満たしきれなかった欲望を叶えるプレミアムコンパクトプライム「Iシリーズ」から、コンパクトネスを追求した中望遠単焦点レンズです。90mmとは思えないほどのコンパクトさ、Iシリーズならではの高品位な仕上がり、意外に寄れる、といいところづくめで評判も良さそうだったことから、発売以来ずっと気になっていたのでした。
手持ちのレンズでは、85mm F1.8、90mm F2.8 Macro、それに70-200 F2.8 GM IIがありますが、どれも大ぶりのレンズで持ち出すにはある程度の目的が必要です。その点このレンズなら特に使うつもりがなくてももう一本持って行く気になります。α7C IIを購入して小型レンズが活躍できる場所が増えたので、思い切って購入しました。
90mm F2.8 DG DNを含むIシリーズはContemporaryラインに位置付けられています。Contemporaryラインは高性能、しかも小型・軽量が売りで、まさしくこのレンズにピッタリ。
操作系としては、絞りリングの他にフォーカス切り替えスイッチが備わっています。絞りリングはデクリック機構なしで、スチルに特化した性格がうかがえます。
ツァイスとフォクトレンダーのレンズが似たようなサイズ感だったので、並べてみました。同じサイズで90mmは、やはり驚異的な大きさ(小ささ)です。ビルドクオリティは良好で、ツァイスやフォクトレンダーのレンズと比べても遜色ありません。フォーカスリングを回した際の感触も良好です。AF/MF切り替えスイッチを活用して、MFで使ってみたくなるほど。
レンズフードは金属製の立派なフードが付属します。切削のヘアラインが高級感を醸し出しています。
レンズキャップは通常のプラスチック製キャップに加えて、マグネット式のメタルキャップが付属します。
マグネットでレンズ前面にピタッと吸い付いて収まりがよい仕上げ。ただ、レンズフードを装着していると外しにくいですし、レンズ使用中の置き場所にも気を遣うので、私はプラスチック製キャップを使おうと思います。レンズ使用中のキャップをホールドするための専用のメタルキャップホルダーが用意されていますが、私はいいかな。
α7C IIに取り付けてみました。あつらえたかのようにピッタリ収まります。レンズは295gと少々ずっしりくる重量ですが、割と気軽に振り回せる重量バランスでした。これなら気合を入れなくても使えそう。
レンズフードを装着すると、さすがに長さが出てきます。最近のレンズはコーティングなど技術が進展していてフードなしでも問題ない性能が出るようですが、単純に見た目がカッコいいから装着したくなりますね。
コンパクトで高品位な単焦点レンズを手に入れて、ますますα7C IIの活躍する場面が増えそうです。積極的に持ち出して、写真撮影を楽しみたいと思います。