ライドの記録

天空のWヒルクライム!乗鞍エコーラインと乗鞍スカイラインを登ってきた!

はじめに

最近は近場ばかりで遠征ライドに行ってないな、と思い立ちまして、久々の遠出ライドに行ってきました。行ってきたのは、自転車で走ることができる最高所、乗鞍です。

予定を調整して1泊2日の旅程を組み立てたものの、天気予報によると2日目は悪天候でした。そんなわけで、1日目に全てをかけて密度の濃いヒルクライム三昧ライドを楽しんできました。

乗鞍までの移動は、車でのトランポにしました。乗鞍観光センター付近は上り坂のトンネルが多く、自動車と混在した通行に気を遣います。松本や新島々からバスで輪行する手もありますが、現地での移動の自由度を考慮すると、車の方が便利です。ただ、往復の運転は大変ですけどね。輪行なら寝ていても電車やバスが勝手に連れて行ってくれますから。

乗鞍観光センターからスタート

乗鞍観光における長野県側の拠点「乗鞍観光センター」を出発地点にしました。早朝に到着するように出発して、無事に到着。

続々と車が到着して駐車場が埋まっていきます。この日は晴天で人出が多く、観光センターの駐車場は満車になったとのこと。

自転車を車から下ろして組み立て、いざ出発。遠くに乗鞍岳を望みながら、朝の清々しい空気を楽しみつつヒルクライムです。

三本滝ゲートを越えて

しばらく進んで三本滝ゲートに到着です。ここから先はマイカー規制のため、バスやタクシーなど公共交通のみが進めます。自転車も可。三本滝ゲートの近くにも駐車場があります。自転車で登るならバスの始発を機にする必要はないので、三本滝ゲートに駐車する方が便利かな。

ゲートを抜けると工事中の片側交互通行がありました。牛留用の格子の撤去作業だそうです。そういえば、グレーチングがあったような気がします。自転車乗りとしては、グレーチングがなくなると気を遣う場所が減るので助かります。

工事中の箇所を抜けると視界が開けます。リフトとゲレンデが一望できる最初のビュースポットです。観光バスやタクシーをやり過ごしながら、淡々と進みます。

何度も押し寄せる九十九折りです。普段は目にしない光景なので、物珍しい。

三本滝ゲートがずいぶんと下に見えるようになってきました。登ってきたなー。

しばらく進んで冷泉小屋に到着。冷泉小屋は再整備されて宿泊も可能になったんですよね、確か。

温泉の滝も健在です。硫化物の放つ独特の匂いが鼻につきます。

さらに登っていきます。時折雲が沸き上がってきますが、すぐに晴れて視界は良好でした。風は秋の気配がしますが、風が止むと真夏の日差しで暑く感じる天候でした。

位ヶ原山荘

しばらく進むと、位ヶ原山荘に到着です。観光センター、三本滝、位ヶ原山荘と、定期的に休憩スポットが登場するのが乗鞍エコーラインのいいところですね。

ここまで来ると、畳平が近づいて見えます。

朝早いせいか、山荘にはお客さんが少なく静かなものでした。

個人的な定番のお汁粉をいただきます。

次はカップラーメンに挑戦してみようかな。高所で寒いと美味しく感じそうですし。

畳平へ!

休憩して元気いっぱい、再びヒルクライムです。

森林限界を越えて一気に見晴らしが良くなります。

相変わらず雲が沸き上がることがあるものの、空は快晴で絶好のサイクリング日和です。

徐々に畳平が近づいてきました。

小さくなっていますが、大雪渓も見えます。

紅葉はほとんど進んでおらず、新緑と見紛うばかりの緑が目に眩しいです。

真夏に比べると幾分か気温が低く過ごしやすいのが救いですね。

畳平の入り口が見えてきました。何度か訪れていると、先が見えるようになって楽になりますね。未知の楽しみは少なくなるのかもしれませんが。

振り返ると、湧き上がる雲が目に入ります。刻々と姿形を変える雄大さが感じられます。

畳平にて

しばらく進むと、畳平に到着です。岐阜県と長野県の県境看板が変わらぬ姿で迎えてくれました。この後、写真撮影しようとして自転車を立てかけたところ、ズルっとズレてフレームにガリ傷をつけてしまいました。最近、注意散漫になっていて要注意。油断大敵です。

自転車の方もたくさん登ってきていました。この日は午前中で191台の自転車が通ったとのこと。

鶴ヶ池が水をたたえていて、深い緑が美しい。大きさはちょっと小さいかな。雨が少なかったのかもしれません。

標高2702m、自転車で通過できる最高所に到着です。

乗鞍スカイラインをダウンヒル

天候が許せば、一泊して翌日に岐阜県側の乗鞍スカイラインで畳平まで往復する計画でした。残念ながら明日は荒天の予報なので、今日のうちに乗鞍スカイラインも楽しんでしまうことにしました。

ゲートを抜けて岐阜県側へダウンヒルです。

長野県側の乗鞍エコーラインとは違った景色が楽しめます。個人的には、景色だけなら岐阜県側の方が好みです。ただ、乗鞍スカイラインには途中の休憩・補給スポットが存在しないんですよね。絶景に加えて、山荘や乗鞍観光センターで便利に楽しめるのが長野県側のいいところ。

九十九折りの道を楽しみながら下っていきます。

日本とは思えない景色が広がります。

ダウンヒルを続けて、平湯ゲートまで降りてきました。平湯ゲートは普段は駐車可能なのですが、今は工事のための場所になっていて駐車不可です。

乗鞍スカイラインを登り返す

平湯ゲートから再び乗鞍スカイラインをヒルクライムです。

乗鞍スカイラインは崩落でしばらく通行止めでしたが、この夏から仮設道路で仮復旧して通行可能になりました。トンネルを通して本復旧とのこと。早く本復旧するといいですね。

途中の展望台で休憩です。

時折雲がかかるものの、全体的にはいい天気です。

景色を楽しみながら登っていきます。ダウンヒルはついつい先を急いて景色が後回しになりがち。登っている時はゆっくりなので周りを見る余裕があり、景色が楽しめます。

振り返ると来た道が遥か遠く。

前を向くと、これから行く道が遥か遠くまで。

青空の元、絶景のヒルクライムを楽しみます。この時間帯になると気温も上がってきて、真夏の感覚でした。こまめに水分補給して進みます。

森林限界を越えて、最後の登りを進んでいきます。

再びの畳平

乗鞍スカイラインを登り切って、再び畳平に戻ってきました。お花畑の散策コースは復旧していて、通しで歩けるようになっているみたいでした。今回はヒルクライムでお腹いっぱいなので、上から眺めるのみ。

余裕があったら、自転車を畳平に置いていくつか登ってみようと思っていたのですが、予想以上の暑さで疲れてしまったので、登山もお休みです。

バスが続々と到着して、畳平が人で賑わってきていました。

気温は16度、下界に比べると涼しいですが、この時期の乗鞍にしては暑いかな。

帰路へ

畳平を後にして、長野県側にダウンヒルして帰路につきます。

高い木が存在しない中を、道がうねうねと切り裂いている様子が、非日常的でステキ。

同じくダウンヒルしているサイクリスト達と、譲り合いながら下っていきます。

見上げると乗鞍岳には登山者がたくさん。稜線に登山者が見えるのが印象的。

無事に乗鞍観光センターまでたどりつきました。近くの温泉で汗を流してから、今日のお宿に移動してチェックイン。翌日は予報通りの雨だったので、自転車は封印して観光を楽しみました。

おわりに

久々の乗鞍は、晴天に恵まれて満喫できました。乗鞍スカイラインと乗鞍エコーラインのダブルヒルクライムでしたが、無事に登りきれて自分の成長が感じられました。ただ、ちょっと旅程として無理のある点もあったと思います。無理の皺寄せが注意散漫につながり、ガリ傷の原因になったと反省。次回はもう少し余裕を持った行程を組み立てようと思います。

あと、三本滝から乗鞍観光センターまでの下りは、路面が荒れている上に一般車の通行も多く気を遣って少々疲れました。次の機会があったら、三本滝ゲート付近に駐車してみようとおもいます。獲得標高が少なくなって、ちょっと残念なんですけどね。できるならたくさん登りたい!!

今回の軌跡

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください