個人的なお気に入りのメモリーカードメーカーであるNextorageから、CFexpress Type A対応のカードリーダーが発売されていたので購入しました。

CFexpress Type A対応のカードリーダーは、ProGrade Digital PG09を使っていました。PG09はSDとのダブルスロットで使い勝手はよかったのですが、NextorageからCFexpress Type A対応のカードリーダーがリリースされて、しかもUSB 40Gbpsに対応とあっては見逃すわけにはいきません。すかさず購入したというわけです。

同梱物は、本体とケーブルのみのシンプルな構成です。

本体はクレジットカードサイズです。天面に設けられたスリットはヒートシンク用の放熱スリットです。CFexpressは高速読み書き時にかなり発熱し、サーマルスロットリングで性能低下することがあるので、冷却性能は重要です。

スロットはCFexpress Type Aのシングルスロットです。SDカードのスロットもあると、カードリーダーが一台で済んで便利なんですけどね。アクセスランプは青色LEDで大きめです。スロット面だけでなく天面からもアクセスランプが見える構造になっているのが親切設計です。

スロット面の反対側にはUSB Type-Cコネクタがあります。40Gbpsの文字が目を惹きます。

スロットは奥まで押し込むとロックされる方式です。スロットからカードを抜く際に少し硬い感触がありますが、つかっているうちに馴染んでいくでしょう。

付属のケーブルは当然ながら40Gbpsに対応しています。40Gbpsよりも240W対応が珍しい、私の手持ちケーブルで240W対応はこれが初めてです。この細いケーブルに240Wもの大電力が流れるかと思うと、すごいような恐ろしいような。
今使っているM2 ProのMac miniは、Thunderbolt 4を4ポート搭載していて、USB 40Gbpsが利用可能です。ケーブルで接続すると、何事もなくCFexpress Type Aカードを認識して読み書きすることができました。速度の方はシーケンシャルリード・ライトでNX-A1PROの性能上限に迫る850MB/s程度が出ていたので、問題はなさそうです。これでα7R Vでたくさん撮影してもPCへの取り込みが捗ります。たくさん撮影して楽しむぞ、と。
なお、40Gbpsの恩恵を受けるにはカードの方もCFexpress 4.0対応にする必要があります。ちょうどCFexpress 4.0対応で安価なNX-A2SEシリーズがリリースされたことですし、高速大容量が必要になってきたら検討したいと思います。