Godoxのワイヤレスフラッシュトリガーに対応した、モノブロックストロボを購入しました。
出力300Ws、ガイドナンバーGN58相当のGodox MS300です。卓上のブツ撮りで使うために購入しました。
モノブロックストロボは、電源部と発光部が一体となった構造(モノブロック)のストロボです。クリップオンタイプのストロボは単三電池4本で動作するものが多いですが、モノブロックストロボは家庭用のコンセントから電源をとるため、電池切れを気にせず使えます。また、電池と比べて大容量の電源が使えるため、大きな光量が得られるのも利点です。
MS300はGodoxのストロボの中でも小型軽量で入門用に最適です。Godoxには、同じく300WsのSK300IIという製品もありますが、そちらよりも小型軽量です。それでいて、Godoxのワイヤレスフラッシュトリガーに対応していて、ワイヤレスで発光させられるので、使い勝手も良好です。手頃なお値段で手に取りやすいこともあって、今回の購入に至りました。
ボディは樹脂製です。そのおかげで重量は1.36kgと軽量に仕上がっています。ライトスタンドホルダーが本体と一体になっていることも、小型軽量化に寄与しています。右側の円筒形のパーツは保護具です。取り付け部分はボーエンズマウントという汎用マウントになっていて、リフレクターを取り付けることができます。
操作部分は極めてシンプルです。右上のダイヤルで光量を設定したり、グループやチャネルを設定したりできます。ボタンは左からグループ・チャネル設定、スレーブ設定、ビープ音設定、モデリングランプ、テスト発光です。グループ・チャネルを設定してしまえば、あとはワイヤレスフラッシュトリガーからも設定可能です。
保護具を外すと、発光部の登場です。中央のE26ソケットは、モデリングランプを取り付けるためのソケットです。ストロボを使う際は環境光を遮断するために部屋を暗くしますが、その状態だと構図やピントを合わせにくくなってしまいます。モデリングランプを点灯させることで、構図やピントを合わせられるというわけです。
MS300に付属のモデリングランプは白熱灯でかなり熱くなります。E26口金で細身のLEDランプと交換すると、使いやすくなります。モデリングランプは光量の調整が可能ですが、調整のためには調光対応のLEDランプが必要です。細身のLEDランプで調光対応のものは少ないので、光量100%固定で使うことにして調光に対応していないLEDランプを使うことにしました。
いかにもよく光りそうな発光部です。発光部を保護するガラスグローブがないので、そのまま使うには少々不安があります。幸いリフレクターが付属していたので、リフレクターにディフューザーを被せて使うことにします。剥き出しで使うことはそうそうないので問題ないでしょう。
試し撮りをしてみると、大光量が得られるのが大変便利。露出の設定に多少コツが必要ですが、デジタルカメラなら何度でも撮り直しができるので設定を変えながらベストを探っていけば問題なし。むしろ試行錯誤が楽しいです。写真はPhotographの名の通り、光で描くものだということが実感できますね。いろいろ試してから、このブログのブツ撮りもMS300を使ってライティングしてみたいと思います。