久々に、Nikon DXフォーマット用のレンズを購入しました。DXフォーマットは、NikonでいうところのAPS-Cサイズセンサーです。
Nikon / AF-S DX NIKKOR 18-300mm f/3.5-6.3G ED VR
新発売の18-300mm、いわゆる高倍率ズームレンズです。テレ端の開放F値が6.3と、既存のレンズより若干暗めながらも、18-200mmとほぼ同じサイズ・重量にしてしまった、驚異の高倍率ズームです。
元々DXフォーマットでは、2008年の12月にD90のレンズキットで購入した18-200mm f/3.5-5.6Gを使っていました。18-200mmにはその後、ロックスイッチのついたVR2が出ましたが、光学系がそのままということだったので、旧18-200mmを使い続けてきたのでした。
その後、望遠側を強化するために55-300mmを買い足して使っていましたが、今回両方の焦点距離をカバーしつつ、旧18-200mmと同じくらいのサイズ・重量で、写りもそこそこ、という夢のような新製品が出たので買い替えた、というわけです。
合わせて、単焦点レンズのAF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8Gも手放して、DXフォーマットのレンズはこれ一本です。APS-Cな35mmならEマウントがあるし、将来NikonのフルサイズであるFXフォーマットのボディを買ったときは、FXの35mmを買えばいいですしね。
燦然と輝くDXフォーマットの刻印です。VRも金色なのが新しさを感じます。旧VRは赤色なのですよ。
AF切り替えはA/Mです。フルタイムマニュアルには対応していませんが、このレンズには不要でしょう。旧VRのときも、AFのみでMFは全く使っていませんでした。
VRもON/OFFの切り替えのみで、Activeはありません。コストダウンやサイズの影響でしょう。こちらも旧VRでは使っていませんでしたので、全く問題なし。
ピントリングとフォーカスリングの間には、ロックスイッチがついています。高倍率ズームレンズは、下向きにしているといつの間にか鏡胴が繰り出されてしまうことがありますが、ロックスイッチでロックしておけば心配無用です。使い始めはズームの動作が渋いので不要かも。
レンズ前面の刻印です。メーカーロゴは全て大文字なのですね。
テレ端では、鏡胴がこれくらい伸びます。だいたい3倍くらいですね。
D7100に取り付けてみました。旧18-200 VRと同じサイズ感だけあって、ぴったりです。
重心、バランス共にばっちりですね。
鏡胴が少し細めなので、机に置くとおじぎしてしまいます。
びよーん、と伸びます。さほどフロントヘビー、というわけでもなく、テレ端でもバランスは良い感じです。
肩越しの風景。
うーん、いい感じ。
軽量・コンパクトで広い焦点距離をカバーする、まさに理想の高倍率ズームレンズです。フルサイズで同じ焦点距離をカバーしようとすれば、持ち歩くのが嫌になるほどの重量級レンズになるはずです。そういった意味では、APS-Cならではのレンズですね。
今後は、利便性を追求した高倍率ズームはDXフォーマットに担当してもらって、FXフォーマットは単焦点レンズやF2.8、F4通しズームレンズなど、画質にこだわったレンズ構成にしていこうと思います。
あとはFマウントとEマウントの役割分担、つまりレフ機とミラーレスの役割分担が思案のしどころです。基本的には、レンズサイズでミラーレスのメリットが出ない望遠や、AF勝負の動きものをレフ機に担当してもらって、それ以外はミラーレスかな、という気分です。
ま、しばらくはFXフォーマットのボディがどうなるか、ミラーレスボディのAFがどれくらい進化するのか、あとEマウントレンズのラインナップを様子見ですね。