自転車の機材

CADEX 50 Ultra を試してみた!

CADEXの高性能ホイールを試す機会がありました。

CADEX 50 Ultra

ジャイアントストア主催でCADEXホイールの試乗会が開催されていたので、思い切って申し込んでみたのです。用意されたホイールは、36と50 Ultraの2種類です。どちらも魅力的なホイールですが、今回は50 Ultraをお借りすることにしました。

この試乗会では、ストアの営業時間内で丸1日貸し出しするという太っ腹。自分のバイクを持ち込んで、ホイールを交換してもらった上で試すことができます。50 Ultraはディスクブレーキ用のホイールなので、ディスクブレーキのTCRを持ち込みました。ホイールは持ち込んだバイクに適合するフリーハブに交換した上で、持ち込んだバイクのカセットスプロケットとディスクローターを載せ替えてもらえます。さすがジャイアントストア主催、メンテナンスもばっちりというわけです。

オールラウンダーのTCRにエアロなホイールが似合うかな、と思ったものの、なんだかんだ言って似合ってますね。

タイヤはもちろんCADEX AEROです。ホイールとセットでリリースされたこちらのタイヤは相性バッチリ。エアロ効果を高めてくれるとのこと。今のところは25Cのみのラインナップですが、いずれ28Cも登場するのかもしれません。

CADEX 50 Ultraを特徴づける、太いスポークです。CADEXのホイールはカーボンスポークを採用していますが、50 Ultraのエアロ形状なスポークは見た目が一味違います。見た目だけでなく性能の方でも効率化に寄与しているとのこと。

ハブはエアロ形状のR3Cハブが組み込まれています。ツルッとした外観でいかにも抵抗が少なそうです。

実際に乗ってみた感想としては「こりゃすごい」です。ディープリムのエアロホイールながら1349gの軽量で、同じく軽量なCADEXタイヤと合わせると漕ぎ出しの軽さが半端ない。持ち込んだTCRはSLR1 42にCOURSE 1と出荷時のままの構成だったので、CADEXにすると400gもの軽量化になります。これだけ重量差があると別物ですね。SRAM RIVALが重いなー、と思っていましたが、ホイールとタイヤをCADEXにアップグレードすれば軽く仕上がることがわかりました。うーん、危険ですね。

乗り心地の方も、チューブレス仕様の低圧運用で快適そのもの。今回は4.7barで運用しましたが、滑らかな乗り心地でした。ただ、乗り心地はSLR1 42とCOURSE 1と大差は感じられませんでした。こうなるとSLR1の価格性能比が際立ちますね。何せCADEX比で半額ですから。

試乗はいつものヒルクライムコースで、獲得標高1000mほど。軽さのおかげで登りも苦になりませんでした。横風の影響では、SLR1 42よりも8mm高いだけのリムハイトながら、SLR1 42よりも横風の影響は強く感じました。とはいえ流されて怖いというほどではなく、慣れの範囲内だと思います。

平坦から登りまでなんでもこなせる、登れるエアロホイールでした。リムも22.4mm内幅でフックレスと現代的で、CADEX / SLR1 42よりも1世代新しくなっています。試す前はリムハイトが大して変わらないCADEX / SLR1 42と違いが感じられるかどうか疑問でしたが、明確に性格が違うホイールですね。思わず欲しくなってしまい、まんまと試乗会の思惑に乗せられてしまいました。ほいほい気軽に買えるお値段ではないので、じっくり考えてみようと思います。

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