はじめに
秋の東北ライド、前回は盛岡を出発して八幡平アスピーテラインを上り、十和田湖に辿り着くまでを書きました。
2日目は、十和田湖周辺を満喫します。
早朝の発荷峠
昨日は雨で通り過ぎてしまった発荷峠ですが、絶好のビュースポットでもあります。この日は朝から好天の予報だったので、早起きして日の出を見に行くことにしました。いわゆる御来光ライドです。
十和田湖畔から250mほどクイっとヒルクライムして、発荷峠の展望スポットに到着です。カラスの先客がいました。
日の出の時刻になっていますが、太陽はまだ見えません。十和田湖は外輪山に囲まれているので、日が昇るのは少し遅くなるのです。
日の出前の空が織りなすグラデーションが美しい。
刻々と変わる色合いが目に楽しいです。見ていて飽きません。
展望所には他に人がおらず、日の出前の絶景を独り占め。
なんとも贅沢な時間を過ごすことができました。
誰もいないのをいいことに、愛車を展望所まで持ってきて撮影に興じます。
そうこうしているうちに、山際に日が昇ってきました。向こうの山肌が太陽に照らされています。
見ていて分かるほどに、日に照らされている範囲が広がります。地球の自転を感じる瞬間です。
空もずいぶんと明るくなってきました。
相変わらず展望所には自分一人。前回ここに来た際は、紅葉の季節とあって駐車場が満車だった記憶があります。賑わっているときとそうでないとき、対照的な時間を過ごせて印象深いです。
湖面はわずかにさざなみが立っている程度で、風が弱く穏やかな朝でした。風が強ければ、身体が冷えてしまっていたことでしょう。天候に恵まれて幸運でした。
日の出!
ようやく太陽のお出ましです。
日の出の予定時刻からずいぶんと間があきました。間に合わないかも、と頑張ってヒルクライムしましたが、これなら余裕を持ってもよかったかも。
日の出と愛車でパチリ。昇っていく太陽を眺めながら、穏やかな時間を過ごしました。いやー、贅沢。
下の石碑前でも記念撮影です。他に人がいないので、気兼ねなくミーハーな行動がとれます。
紫明亭展望台
せっかくなので、近くにある別の展望台にも行ってみることにしました。紫明亭展望台です。
発荷峠からは自転車で10分ほどの近距離です。例によって展望所まで愛車を持ち込んで記念撮影。
紫明亭展望台からは、十和田湖がハートに見えるとのこと。言われてみればハート型かも。十和田湖を一望するという点では発荷峠の方が見応えがあります。紫明亭展望台からは、また違った視点で十和田湖を眺められて印象深かったです。十和田湖周辺には他にも展望所があります。次の機会には別の展望所にも行ってみたいですね。
早朝の十和田湖を堪能した後は、ダウンヒルしてお宿に戻ります。
車通りが少ない朝の林間ルートをのんびりと走ります。早朝の爽やかな空気を独り占め!
発荷峠には、相変わらず人影なし。
ダウンヒルした後は、十和田湖畔を軽やかに走っていきます。
護岸工事の片側通行でも、すれ違う車はありませんでした。ちゃんと信号は守りますけどね。
早朝の十和田湖畔を散策!
お宿に戻る前に、十和田湖畔を散策しました。朝食の時間までの時間調整も兼ねて。
遊覧船の桟橋は立ち入り禁止ですが、立ち入り禁止の手前に行くだけでも違った角度で十和田湖が楽しめます。
湖畔が太陽に照らされていますが、こちら側はまだ山の影。不思議な感覚でした。
霧がたちこめる幻想的な光景です。レークサイドホテルの朝食会場からは、十和田湖が一望できるみたいでした。次はレークサイドホテルに泊まってみたいものです。
遊覧船が静かに停泊しています。今回は残念ながら乗る時間が確保できませんでした。次こそは。
湖面を眺めながらしばしのんびり。
スワンボートの群れ。ボートは休止中とのこと。やはり乗るなら遊覧船ですかね。
しばらく滞在した後は、お宿に戻って朝風呂と朝食をいただきました。
おわりに
早朝の十和田湖を独り占めしたようなライドと散策でした。宿泊ならではの貴重な体験ができました。この先もお泊まりライドの際は早起きして、その地でしか体験できないことに挑戦したいと思います。