ライドの記録

【晩秋の長野ライド】DAY 2:毛無峠と渋峠に挑戦!

はじめに

晩秋の長野ライド、前回は松本を出発して白馬から嶺方峠を越えて長野に到着するまでを書きました。

【晩秋の長野ライド】DAY 1:松本から白馬を越えて長野へ!はじめに 秋になると長野に行きたくなるよねー、というわけで晩秋の長野へライドに行ってきました。長野には何度かライドに行ったことがあり、...

2日目は長野発着の周回ルートです。行き先をあれこれ考えた結果、毛無峠と渋峠に挑戦することにしました。毛無峠は一度行ってみたいと思っていたのですが、なかなか機会がなく行けずじまい。今回はよい機会なので行ってみることにしました。

毛無峠まで行ったら、あと少しで渋峠です。今年は渋峠に行けずじまいだったので、こちらもあわせてルートに組み込むことにしました。開通直後は何度か来たことがありますが、秋の渋峠は初めてです。冬季閉鎖直前の貴重なタイミング、どんな景色が見られるのか楽しみ。

毛無峠へ!

毛無峠に行くルートは、須坂から県道54号線、県道112号線を進むルートを選びました。まずは長野市街を進んで須坂を目指します。

この時間帯は天気上々、絶好のサイクリング日和でした。ただ、天気予報は夕方から雨なんですよね。毛無峠と渋峠は高所にあって天気も変わりやすく、雨に降られる可能性は高そうです。そんなわけで、寄り道はせず早めにゴールする短めのルートを引きました。

長野電鉄が横に走る、村山橋を通過して千曲川を越えました。

何事もなく、無事に須坂市街に到着です。須坂から毛無峠は、実に1600mほどのビッグヒルクライムです。

坂道の脇にある果樹園にはりんごがたくさん。JAではりんごの直売も行われていました。次は車で来てりんごを買って帰りたいものです。

しばらく登ると山田温泉との分岐にさしかかります。ルートはまっすぐ、万座温泉方面です。

冬は雪に閉ざされる道ですが、路面の状態はさほど悪くなく、降りでも走りやすそうでした。整備してくださっている皆さまに感謝。

太陽の光が光線状になっていて印象的な光景でした。斜度はずっと10%前後で、割と厳しいクライムなんですけどね。

しばらく進んでいくと、冬季閉鎖の予告看板が登場しました。今年は11月15日から来年の4月24日まで閉鎖されるとのこと。冬季閉鎖の直前、まだ通れるうちに来られてよかったです。

道には落ち葉がたくさん。紅葉のピークはすでに過ぎてしまったかな。色づいた葉がまだまだ残っていて、まだまだ紅葉をたのしめる勢いではありました。

ずいぶんと登ってきました。市街地が下の方に見えます。

熊出没注意。今年は熊の活動が活発なので、なおさら心配です。熊鈴は当然のこととして、さらにスマートフォンから音楽を流すなど、可能な限り自分の存在をアピールしながら進みました。

空と雲と山の対比が素晴らしい。絶景ですね。

しばらくすすむとつづら折りのカーブが登場します。ここまでは直登だったので斜度も10%前後と割とキツめでしたが、つづら折りになると斜度も緩んで登りやすくなりました。

ただ、ここにきて曇り空というか、雲の中に突入したような天気になってきました。雨予報は当たりかな。

おそらく雪の重みが原因であろう、変形した案内図がありました。自然の猛威を感じます。さらに進んでピークに到着しました。

ピークから毛無峠までは降りになります。毛無峠は行き止まりなので、降ったら登り返す必要があるわけですが、ひとまず気にしないことにします。

地形の影響なのか、毛無峠付近は青空が覗いていました。ぽっかりとよい天気です。理由はともかく、初めての場所を晴天で迎えられたのはラッキーでした。

毛無峠にて

しばらく進むと路面が荒れてきて、最終的には未舗装のダートになりました。その先に毛無峠の登場です。

インターネットでよく見かける「未開の地グンマー」の標識です。本当に実在したんだ、と感無量です。実物の看板が意外に大きくてびっくりです。

雲は多いですが視界良好で青空も見えていて、天気は上々です。日によっては霧雲で視界不良、何も見えないこともあるようなので、この日はいい日だったと思います。

鉱山の索道跡が物悲しい雰囲気を醸し出しています。

まさに非日常感あふれる、という言葉がピッタリ。

空模様がめまぐるしく変わる中、絶景に目を奪われていたのでした。

路面はダートというかグラベルなので、タイヤは泥だらけ。あとで綺麗にしておかないと。

タイミングによっては青空が広がることもありました。うーん、映えますね。

ここまで来たぞ、と言いたくなるような辺境の絶景でした。

名残惜しいですが、長居しすぎると遅くなってしまうので、降った道を登り返して先に進むことにしました。

万座温泉へ!

登り返したあとは、再び降りになります。

群馬県は嬬恋村に入ってからもさらに降っていきます。

しばらく進んで、万座温泉に到着です。看板ではよく見かけるものの、実際に来るのは初めてです。

こちらの牛池は酸性で生物が住めず、高い透明度を誇っているとのこと。火山地帯ならではですね。

火山近くらしい、荒涼とした風景が広がっていました。温泉宿も多く、ここで宿泊していきたくなりました。今日は帰るつもりなので、先に進みます。

渋峠へ!

万座温泉から渋峠には、再び登りになります。

この辺りで雨が降り始めました。天気予報は当たっていたようです。幸い、それほどひどい雨ではなく、登りで身体も冷えにくいのでそのまま進みました。淡々とペダルを回して、志賀草津高原道路に合流です。

ここからは、何度か来たことがある草津から渋峠へのルートです。春の開通直後とは違った風景にワクワク。

Z坂もご覧の通り、先が見えません。これはこれで楽しい。

国道最高地点にて!

しばらく進んで、国道最高地点に到着しました。山田峠で強風に吹かれたくらいで、危険を感じるほどの天候ではなく、無事に到着。ただ、時おり雪のようなものが降ってきて、高所の寒さを実感します。

このような天候にもかかわらず、人がちらほらいるのが国道最高地点ならでは。順番を譲り合って写真撮影を楽しみました。来られてよかったです。

天気はイマイチですが視界不良というほどではなく、眼下に広がる風景を楽しめました。

一瞬、向こうのほうで晴れ間がのぞいた気もしましたが、あっというまに雲に飲み込まれました。山の天気が変わりやすいことが実感できます。

雨のダウンヒル

国道最高地点を後にして、麓に向かってダウンヒルです。

開通直後は雪に閉ざされていたこの場所も、今は雪の気配がありません。これから冬季閉鎖されると、また雪が降り積もるのでしょう。ここからはロングダウンヒル、準備を整えて慎重に降っていきます。

長野側も絶景が広がります。曇り空は光が柔らかくなって、晴れとは違った雰囲気が楽しめます。雨はイヤですけどね、天気はどうにもならないので前向きに楽しまないと。

路面ウェットなので、スリップに気をつけます。カーボンリムのリムブレーキですが、ブレーキングに特に不安はありませんでした。ジャイアントのブレーキシューが優秀なのかな。

中腹あたりは紅葉が見頃でした。ダウンヒルに集中しているため悠長に楽しむわけにはいかないのが残念です。

ループ橋からも色づいた山肌を見ることができました。

湯田中温泉

さらにダウンヒルをこなして、湯田中温泉に到着です。高所とは異なり、麓は晴れていました。天候が変わるほど標高が違うということでしょう。

いつもはそのまま長野駅まで自走するところですが、今日は雨に降られてやる気も体力もないので湯田中温泉をゴールにすることにしました。日帰り温泉で汗を流して、輪行準備をします。

長野電鉄で長野駅まで輪行しました。特急で長野駅まで45分です。長野の山々を眺めながらのんびりと過ごしました。長野駅からは、新幹線で帰路についたのでした。

おわりに

晩秋の長野を楽しめた、充実のライドでした。天気はイマイチでしたが、土砂降りでもなければ視界不良でもなく、天気の割には楽しめたと思います。国道最高地点は寒かったですね。あとで確認したところ、ガーミンの温度計では2度でした。氷点下で路面凍結しなくてよかったです。その後のダウンヒルも、気温は5度くらいでした。寒さ対策が功を奏して無事に降りてこられました。標高が下がるにつれて気温が上がっていったことも、無事のダウンヒルに貢献したと思います。

やはり天候を考えるなら、高所は午前中の方が望ましいですね。次回は新幹線を使って長野を出発地点にするルートを引いてみたいと思います。

今回の軌跡

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください