PC Peripheral

JAPANNEXTの31.5型4K/HDRモニターを購入

4K/HDRに対応したPC用のディスプレイを購入しました。

JAPANNEXT / JN-V315UHDR-C65W

PC専用というわけではなく、NetflixやAmazon Prime Videoなどの動画配信サービスでも利用するためのディスプレイが欲しくて、いろいろと検討していました。選択肢としては、チューナー搭載テレビ、チューナーレステレビ、PC用ディスプレイが候補です。

チューナー搭載テレビは、大画面で機能豊富な反面、大型の製品が主流で高価になりがち、私の用途では地上波やBS/CSチューナーは不要なので手を出しづらいところです。チューナーレステレビは最近流行で、安価ながらも必要十分な機能を揃えています。ただ、4Kなどの高解像度を求めると大画面になりがちなのはチューナー搭載テレビと同様です。また、USB Type-C端子によるDP AltやUSB-PDなどPC接続のための機能が弱いのが気になるところ。

その点、PC用ディスプレイなら27〜32型で4K対応とほどよいサイズで高解像度に対応しています。動画配信サービスは、なぜか手元に余っていたFire TV Stick 4K MAXを使えば問題ありません。PC用ディスプレイはHDMI端子が少ないのが玉に瑕ですが、今回はFire TV Stickさえ接続できれば用が足りるので、こちらも問題ありません。

そんなわけでPC用ディスプレイを購入することにして、予算5万円程度で4K/HDRでUSB-PD対応のPC用ディスプレイを探してみたところ、Dellの27型U2723QかジャパンネクストのV315UHDRが候補にあがりました。Dell U2723Qは現在使っているU3219Qと同じ仕様で安心感があります。ただ、今回は目先を変えてみようと思い、ジャパンネクスト製品に挑戦してみることにしました。大画面の割に安価だったことも背中を押してくれました。

映像入力端子はHDMI、DisplayPort、USB Type-C(DisplayPort Alternate Mode)が各1系統です。HDMIは2.0、DisplayPortは1.2対応で、それぞれ4K60pまで表示可能です。映像入力に合わせてUSB接続を切り替える、いわゆるKVM機能に対応していて、そのためのUSB-B端子があります。

電源はACアダプターによる供給です。ディスプレイ本体は薄型なのですが、ACアダプターは嵩張ります。Dellのディスプレイは電源内蔵で省スペースだったので、実際にACアダプターを目にすると少し後悔が……ここは大画面の代償だと割り切ることにします。

操作部ボタンは背面に5つあります。上から決定、キャンセル、上カーソル、下カーソル、電源の並びです。正直、操作しやすいとは言えませんが、操作する機会はさほど多くないので許容範囲です。

上下カーソルは決定とキャンセルの間に入れて、決定、上下カーソル、キャンセル、の並びの方が私にとっては使いやすいですね。背面側でボタン表示が見えないこともあって、たびたび誤操作でキャンセルしてしまいました。

操作部の右上にある白い棒は、RGBライトです。LEDで照らすギミックはゲーミングギアではよく見かけますが、最近ではゲーミングギアではない一般のディスプレイにも搭載されるんですね。メニューでオフにできるのでライトアップが不要な方でも安心です。

ただし、電源状態を表すLEDは、操作部のスリットから盛大に光漏れして暗い部屋では目立ちます。こまめに電源を切るか、黒いテープで遮光するかしたほうが快適に使えると思います。電源の切り忘れ防止には効果的ですけどね。

スタンドは3本足の細身のタイプが付属します。調整はチルトのみで、高さ方向や首振りの調整はできません。この辺りは価格相応といったところ。VESAマウントに対応しているので、スタンドが気になる場合はモニターアームを使えばよいでしょう。

設置してみたところ、机のサイズに比べてモニターが大きく感じます。お店では小さかったのに、自宅で設置すると大きくなる現象ですね。今回の目的は、PC用というよりは、固定ローラーで自転車に乗る際に少し離れた場所から動画視聴することが主なので、大画面は正義。

Fire TV Stick 4K MAXをHDMI端子に接続して、4K60pで問題なく動作しました。USB Type-C端子による給電と映像入力も問題ありません。価格の割にきっちり動作して好感が持てます。HDRを有効にしても破綻なく表示できているので、HDR対応も問題なさそう。ただ、HDRを有効にすると画質調整機能が使えなくなるので、有効・無効どちらで使うかは悩ましいところです。

映像入力切替は自動切替が選べますが、Dellのモニターのように選択している端子とは別端子から入力があった場合に切り替えるかどうかポップアップする機能はなさそうです。Fire TV Stickは常時映像出力しているので、USB Type-Cへの切替には操作が必要で面倒。Fire TV Stickも必要時のみ電源供給して起動することにしました。Fire TV Stickの起動にはさほど時間がかかりませんし、節電にもなるので、これはこれでヨシ。

画質の方も問題ありませんでした。色は多少あっさり目の仕上がりで、正確な色再現や派手な映像を楽しむ用途には向かなさそう。今のところ、このモニターを使って写真現像するわけでもなし、動画視聴は固定ローラーでハァハァ苦しんでいて色を気にする余裕もないので、大きな問題ではありません。時間があるときに、動画向けの派手目な色合いに調整してみようと思います。

安価ながらもきっちり動作するお買い得なモニターでした。固定ローラーでの運動のお供に活躍してもらおうと思います。

JAPANNEXT / JN-V315UHDR-C65W

JAPANNEXT / JN-V315UHDR-C65W

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