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兼六園の中にある御殿を見学してきました。
加賀藩主 前田家の奥方のために建てられた建物です。金沢城から見て巽の方角に存在するため、当初は巽御殿と呼ばれていたとか。今は財団法人の所有となっていて、有料で中を見学することができます。
館内は撮影禁止ですが、庭なら撮影可能です。奥方のための建物とあって、各所に細やかな気配りが散りばめられており、奥方への愛情を垣間見ることができます。いくつか存在する庭園は特に凝った作りです。こちらは御寝所の亀の間に面している万年青の縁庭園です。遣水の水音がきれいに響くよう設計されているそうです。
遣水だけでなく、雪解け水もしたたっており、風雅な雰囲気を味わうことができました。
こちらはつくしの縁庭園です。柱のない縁から眺めることのできる開放的な庭園とのこと。雪の季節なので支えの棒があって分かりにくいのが少し残念。夏なら柱のない開放感を味わえるはずです。
庭園は手入れが行き届いて美しい。飽きずに眺めていられます。
雪化粧した庭園も乙な物ですね。
成巽閣は階上があり、上から眺めることもできます。各部屋や収蔵品がどれも興味深く、楽しみながら散策できました。板張りで足元が寒いのが難点。
加賀百万石の豊かさを感じられる成巽閣でした。期間限定で特別展が開催されたりと、いろいろ工夫を凝らしています。兼六園に来る機会があれば、再び足を運んでみたいと思います。
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