はじめに
久々に、アルプスあづみのセンチュリーライドに参加してきました。アルプスあづみのセンチュリーライド、通称AACRは、長野県の松本から白馬を往復するサイクリングイベントです。山深い長野にあっても起伏がさほどないルートを、残雪のアルプスを眺めながらサイクリングできるのがウリです。
今年で16回目の開催となる長寿イベントで、私も過去2回ほど参加したことがあります。景色よし、グルメよしの楽しいイベントでした。最後の参加が2018年でしたから、実に6年ぶりの参加です。サイクリングイベント自体も2年ぶりの参加で楽しみ。交通や宿泊だけでなく、車検証や受付などイベント特有の準備を整えて、いざ出発!
松本へ
AACRに限らず、サイクリングイベントでは前日に受付があることが多いです。受付会場では物販があったりイベントがあったりと、前日からイベントを盛り上げています。AACRは手数料を払えば当日受付も可能ですが、私は前泊しての前日受付が好みです。前日入りの方が、イベント会場がある地を存分に満喫できますしね。今回もイベント前日に現地入りする行程にしました。
AACRの受付会場は、松本にある宿泊施設の梓水苑です。今回は東京方面からの出発だったので、特急あずさで松本まで移動して、梓水苑まで自走することにしました。特急あずさはこの春からチケットレス特急券になり、松本駅では交通系ICカードが使えるため、紙のきっぷなしの完全チケットレスで移動できました。
無事に松本駅に到着しました。同じく輪行解除しているサイクリストがちらほら、おそらくAACR参加者ですね。私も輪行解除して、いざ会場へ向けて出発です。
アルプスが見渡せるという意味なのか、松本駅アルプス口。絶好のサイクリング日和で楽しみです。
まずは国道158号線を西に進みます。しばらく進むと、さっそく残雪の山並みが見えてきました。街と山が近いのが松本の魅力だと思います。
梓川を渡ると、受付会場はもうすぐです。緑がかった梓川の色が遠くに来たことを実感させてくれます。
受付会場にて
梓川を渡ってリバーサイドラインをしばらく進み、受付会場の梓水苑に到着しました。
ブースがたくさんあって賑わっています。
記念撮影コーナーがあったので、愛車の写真を一枚。今回はディスクブレーキのTCRを連れ出しました。
メカニックサポートのMAVICカーが停まっていました。明日のイベントでは縦横無尽にコースを走って参加者のトラブル対応に当たってくれます。イベントならではの安心感ですね。
受付会場をぐるっとまわって、ひとまず受付を済ませました。しばらく時間があるので、周辺をライドすることにしました。明日のイベントはお天気が微妙なので、晴れている今日のうちに見回っておきたい、という思いもあります。
イベント前日ポタリング
勝手知ったる、というほどではありませんが、何度か訪れたことがある松本周辺です。ルートは引かずに気ままに走ることにしました。
ソメイヨシノは散り始めていましたが、満開で見頃の桜もちらほら。
菜の花の黄色との対比が春らしい色彩です。
空にはどんどん雲が広がってきました。明日の天気は予報通りの雨模様かな。
あちらこちらに見どころがあって、のんびりポタリングしているだけで目に楽しい。さすがは長野、松本です。
急ぐ旅でもなし、足を止めて春の訪れに心を躍らせました。
遠くに見えるのは残雪のアルプス。この風景が日常とは、なんと贅沢なことか。
空の青と大地の緑が広いのも非日常です。都市部ではなかなかお目にかかれない光景です。
この辺りで晴れてきて日差しも強く、なかなか暑かったです。春というより初夏なみの気温でした。
この陽気なら桜も散るというもの。
桜吹雪を吹かせている桜もちらほら。これが見られるなら散り際も悪くないものです。
イベント参加者と思しきサイクリストを見かけることが増えてきました。「いい景色ですね」などと自然に声掛けが発生するのはイベントならではの交流です。
ほどよい時間になったので、受付会場に戻ります。
短い時間でしたが、充実のイベント前日ライドになりました。
受付会場に戻ると、コンチネンタルの看板が追加されていました。ここぞとばかりに記念撮影に勤しみます。
会場を後にして宿泊場所に向かいました。ゼッケンやヘルメット用のステッカーを貼り付けてイベントの準備を整え、早めに床につきました。明日はイベント楽しむぞ。