星空の撮影に挑戦してみようと思い、星景写真用フィルターを購入してみました。
「スターリーナイト プロソフトン」は、ナトリウム灯などの星空撮影に邪魔になる光をカットする「スターリーナイト」フィルターと、星を強調するソフトフィルターの「プロソフトン」の2種類のフィルターを一つにまとめたフィルターです。
過去にフィルターなしで星空撮影をしたことが何度かありますが、ちょっと物足りない感覚がありソフトフィルターを探していたところに、光害カットのフィルターと一つになった「スターリーナイト プロソフトン」を見かけて、これだ!と思っての購入です。
街明かりの影響が少ない場所まで行けば光害カットは不要ですが、なかなかそこまで気合を入れられずに近場での撮影になりそうだったので、光害カットも揃えようと思っていました。フィルター2枚だと広角でケラレるなー、と気になっていたので、1枚にまとまったこちらのフィルターは渡りに船でした。
フィルターは、やや青みがかった色合いです。光害をカットするためレンズに入る光量が減少して暗くなる点には注意が必要です。減少量はおおよそ1/3段分とのこと。実際の撮影ではマニュアル露出で調整していくので問題はないでしょう。
写真ではわかりづらいですが、フィルターには光を拡散するソフト加工が施されています。ソフト効果は弱めになっていて、星をほどよく滲ませながらも風景のクリアさは維持できるちょうどいい塩梅だとか。ソフト効果の強さは、単体のフィルターでいうとプロソフトンクリア相当とのことです。
フィルター枠は薄枠タイプで、広角でもケラレにくくなっています。
16-35mm GM IIに取り付けてみました。最も広角の16mmでもケラレは発生せず、フィルターが1枚にまとまった恩恵が確認できました。ねじ込み式だとフィルターの付け外しは面倒ですが、星の撮影なら撮影中の付け外しはしないでしょうから問題なし。マグネットフィルターだと付け外しが簡単になりますが、ケラレが発生してしまいますからね。
あとは実際に星景撮影で試してみるのみ。天候と予定をにらみながら、機会を作ろうと思います。