はじめに
台湾を一周する環島サイクリングへの挑戦。前回は初めてに飛行機輪行で台湾入りして、ホテルで自転車を組み立て、小籠包をお腹いっぱい堪能したところまで書きました。
早めにベッドに入り、翌朝からのサイクリングに備えました。
1日目の予定
1日目は、ホテルからFormosa 900のイベント会場まで移動して開会式に参加します。その後は台北から竹南までの120kmあまりを走る予定です。
1日の基本的な行動
これから8日間かけて台湾を一周するわけですが、基本的な行動パターンは決まっています。
- 6:30 起床
- 朝食
- 7:30 荷物を下ろしてチェックアウト、ライドに行ける格好で集合
- 8:00 ストレッチ・準備体操して出発
- 15〜20kmごとに休憩
- 12:00-13:00 昼食休憩
- 15〜20kmごとに休憩
- 17:00 ホテルにチェックイン
- 19:00-20:30 夕食
- 就寝
20〜25km/h程度のまったりペースで、こまめに休憩も取るので、さほど厳しいライドではありません。休憩はコンビニや広場・公園などで取ります。日本でのロングライドと似たようなものですね。サポートカーから補給食や飲み物が提供されるので、自分で準備するものはほとんどありません。至れり尽くせりです。
台北市政府前へ
荷物をまとめてホテルをチェックアウト、手荷物とスーツケースをサポートカーに預けて、バイクといっしょに集合、いよいよ台湾一周の環島サイクリングに出発です。
まずは、開会式に参加するため、台北市政府前の広場を目指します。
あいにくの雨模様なので、雨天ライドの装備でGo Ride!!右側通行に戸惑いながらも、サイクリングガイドの方が迷わず力強く先導してくれるので、特に不安もなく政府前に到着しました。
広場に自転車を置いて、イベント開始を待ちます。ライド中は感じませんでしたが、じっとしていると寒かったですね。
101階建ての超高層ビル「台北101」が見えます。てっぺんが雲に隠れているのが高層っぷりの証拠です。
他のチームも続々と集結してきました。こちらは中国から参加のLivチーム。どれもカーボンフレームにカーボンホイールの高級バイクです。Livロゴはスワロフスキーでデコってある特別仕様でした。さすが中国、スゴい。
私が所属する日本チームのサポートカーです。どれもGIANT ADVENTUREが提供するサポートカーで、仕様が全く同じなので見分けがつきません。ちゃんとチーム名を覚えておかないと、別チームに紛れてしまう恐れがあります。チームごとにペースやコースが微妙に違うので、後で合流というわけに行かないのが要注意です。
なんと、チームのプラカードも用意されています。
さて、そうこうしているうちにイベント開始です。主催者の挨拶や、参加者全員による準備体操、車いすダンサーによるパフォーマンスなどの後、チーム紹介がありました。その後は、各チームに分かれて順次出発です。
休憩とサポートカー
まずは台北市内を走りました。右側通行はともかく、さすがに都会だけあって車が多い。それ以上に原付バイクが多かったです。バイクレーンは自転車と原付バイクが共用なので、折り合いをつけながらの走行が必要です。特に、右折レーンがある交差点を直進する場合、直進レーンを進む必要があるのが日本と大きく異なるところです。交通量が多い中、レーンを横断するのはなかなか骨が折れます。ここでもサイクリングガイドさんとサポートカーがきめ細かくガイドしてくれるので、安心して走ることができました。
そうこうしているうちに、最初の休憩ポイントに到着しました。
川沿いの埠頭です。
ここはトイレ休憩のみ。トイレは行けるときに行く、ロングライドの鉄則ですね。手早く済ませたら、次の休憩ポイントに向かってライドを再開します。
次の休憩は、いわゆる大休止です。サポートカーから補給食や飲み物が展開されます。サポートカーの後部は専用にあつらえた什器があって、メンテナンスグッズや水、それに各種の補給食が完備されています。各自の手荷物もここに積まれています。
充実の補給食。バナナは少し小ぶりの台湾バナナです。甘みが強くて美味しい。やっぱりライドにはバナナですよね。
雨天ライド
休憩を挟みながら、ペダルを回して進んでいきます。出発時に降っていた雨は、小雨からほぼやんできました。実は雨天ライドは初めてでした。日本だと、雨が降りそうならライドに出発しませんからね。ここでは雨が降ろうがなんだろうが、進まないと帰れないのでライドに出るしかありません。これもまた貴重な経験でした。
バイクは泥だらけになりますけどね。
海岸線に出ると、海は荒れ模様。風が強いですが、追い風なので問題ないどころか助かるくらいでした。ペダルを回さなくても25km/hくらいは出てしまうほどの強風でした。たまに横風になってハンドルを取られそうになるので、しっかりとハンドルを握って先に進んでいきます。
昼食
今日の昼食は、竹圍漁港にある海鮮料理のお店です。
陶帝飽活海產@桃園市 – iPeen愛評網商家情報
港の近くならではの、新鮮な海産物がいただけるとのこと。
今回のツアーの食事は、円卓を囲んで大皿に盛られた料理を取り分ける、「合菜(フーツァイ)」形式がほとんどでした。同じ円卓を囲んだ人どうしで、料理を取り分ける際に自然に会話が弾むので、私のようなコミュ障にも優しい形式でした。同じ自転車仲間で超ロングライドを共にするとあって、参加者同士すぐに仲良くなれてよかったです。
ただし、料理の量はすごい分量です。
どれも大変美味しいのですが、そろそろちょうどいいかな、と思ってからが折り返し地点だったりします。
この日も、海鮮鍋の後に
焼きそばがきて
さらに煮魚
そしてピリ辛の炒め物などが続きました。八角や茴香など、日本ではあまり使われないスパイスがふんだんに使われていて、この時点では少し戸惑っていました。数日後には舌が慣れて、美味しいと感じるようになったのが自分でも意外でした。自分の舌はもっと保守的だと思っていたのですが、意外に柔軟なようです。
大量の自転車たち。これだけ集まるのは、サイクリングイベントくらいですね。
午後のライド
午後のライドは、ひたすら海岸線を南下していきます。追い風に乗ってかなり快調に進みました。
天候も回復して、夕焼けがキレイでしたね。
サポートカーに青空が映えます。
干潟に寄り道して記念撮影など。
風力発電の風車も、ゴキゲンに回っていました。
ホテル
日が沈んだ後もライドは続き、ナイトライドになりました。本格的なナイトライドの準備をしていなかったのは失敗でした。ライトが暗かったので、もう少し強力なライトを装備しておけばよかったです。ともあれ、無事にホテルに到着です。
ホテル到着後は、ライド後のストレッチをします。その後は差し入れのビール!!皆さん美味しそうに飲んでました。
夕食
今日の夕食は、ホテルのレストランでした。
例によって円卓を囲んでの
どーん、たくさんの美味しい料理です。ライドでカロリーを消費したので、遠慮なく食べます。確実に摂取カロリーが上回っていますが、気にしないことにしました。