コンポーネントの電動化にあわせて、SPD-SLのペダルを導入したので、SPD-SL対応のシューズを購入しました。シマノのロードパフォーマンスシリーズ最上級クラスの「RP9」です。
BOAクロージャーは以前購入したXC7で使っていて、その使いやすさを実感していたので、今回もシマノのBOAクロージャー採用シューズに絞って探していました。ちょうどRPシリーズがリニューアルで、「ロングライド時も比類のない快適性と効率的なパフォーマンスを発揮します」という売り文句に釣られての購入です。
BOAクロージャー採用の証です。ワイヤーが露出していないのがウリのひとつですが、シューズの色が黒、ワイヤーも黒なので、元々目立ちません。
SHIMANO PEDALING DYNAMICSのロゴが光ります。これを略してSPDなんです。
ソールはカーボンソールです。クリートの位置決めのため、メモリが細かく刻まれています。
カタログによると、重量はサイズ42で224gとのこと。実測ではわずかに軽かったです。XC7が実測で249gだったので、かなり軽く感じます。クリートを含めると、さらに重量差が広がります。さすがレース用です。
付属品にシューズを入れる袋がありました。メッシュになっていて蒸れないようになっています。さすがは最上級クラス。
さっそくクリートを取り付けて実戦投入しています。踏面が広くなってペダリングがしやすい、という話を聞きますが、SPDとくらべてそこまでの差を感じませんでした。ただ、軽いのは感じますね。あと、歩きにくさは噂通りでした。XC7がかなり歩きやすく、脚にフィットしていたので、なおさら歩きにくく感じます。輪行のときは、ペダルをSPDに替えてXC7を使う方がよいかもしれません。ただ、グレード名がついたペダルはSPD-SLだけなんですよね。SPDだと軽いペダルがないので、ペダル込みだとさらに重量差が広がります。
今回、SPD-SLとSPDの両方を使ってメリット・デメリットを実感できたので、よい経験でした。両方のペダルを使い分けつつ、SPDでPD-A600より重量が軽いペダルや、ロード用SPDペダルの登場に期待したいと思います。