フジフィルムがミラーレスカメラの新機種「X-E4」を発表しました。
富士フイルム、フラットデザインになった「X-E4」 - デジカメ Watch
X-Eシリーズは、EVFを内蔵したレンジファインダースタイルのラインです。X-E”4″の名の通り、フジフィルム独自のX-Trans CMOS 4センサーを搭載し、画像処理エンジンに第四世代のX-Processorを組み合わせた四代目です。
X-E4ではグリップ部分がフラットになり、よりコンパクトになっています。ここまで小さいとコンデジと変わりありませんね。点灯予想価格もボディのみ税別で10万円を切る見込みと、高級路線が進んだコンデジよりもお手頃です。
フジフィルムのカメラは、同じ世代のセンサー・画像処理エンジンが搭載されていれば得られる画像は同じ。このX-E4でも、フジフィルムを特徴づけるフィルムシミュレーションは上位機種と同じものが使えて、上位機種と同じ画が得られます。
カラーラインナップはブラックとシルバーの二種類です。シルバーは、同じフジフィルムの高級コンパクト「X100V」と似た佇まいです。このサイズ感だと高級コンパクトと区別がつきませんね。
フジフィルムのカメラは、一度は使ってみたいと思いつつも、今まで手を出せずにいました。特にX-Trans CMOSセンサーとフィルムシミュレーションが魅力ですね。AFや連写などの性能に秀でているとは言い難いそうですが、フジフィルム独特の画作りに惹かれます。X70など、一度購入直前までいったことがありました。GRの使用頻度が低くて手放した過去を思い出して、踏みとどまったんですけどね。
マウントを増やすといろんな意味でしんどくなるので、フジフィルムのカメラに手を出すならレンズ一体型の高級コンパクトにしておけと思いつつ、レンズ交換型の柔軟性にも魅力を感じます。フジノンレンズの評判は上々ですからね。ボディ内手ぶれ補正を備えたX-S10やX-T4など、ボディの発展性もありますし。
とはいえ、やはりマウントを増やすのは危険。ならレンズ一体型なら安全かというと、COVID-19で外出しづらい中で利用頻度が上がるとも思えず、理性はやめておけと言っています。しばらく店頭でカメラを触る機会もなかったので、次に機会があればX-E4やX100V、それにGR IIIを触ってみて、本当に欲しいと思えるかどうか考えてみようと思います。