東芝から、新しい4K液晶テレビ「Z740XS」が発表されました。フラッグシップモデル「Z740X」の後継機に当たります。
東芝、美肌にこだわった最上位4K液晶レグザ「Z740XS」。15周年第一弾 - AV Watch
Sは「レグザ15周年モデルの“Special edition”」のSだとか。
前モデルとの違いは「美肌」です。画面内の人肌を検出して、撮影環境の違いや視聴環境の影響で不自然になった人肌部分を補正することで、自然で美しいと感じる肌を再現する機能が追加されています。他にも室内の明るさや色温度に合わせて画質を調整したり、ブルーライトを制御したりと「おまかせAIピクチャー」も2世代目に進化しています。
全体的に、忠実な色再現から離れて心地よさを追求する思想を感じますね。人間にとって美しい・心地よいと感じる画像を作り出そう、という心意気を感じます。COVID-19の影響で、室内で映像コンテンツを楽しむ時間が長くなった今だからこそ、人間の感じ方を重視した思想には共感できます。
一方で、映像エンジンやパネル構成、インタフェースなど基本的な仕様は前モデルと同じなので、発売直後の価格差を考えると手が出しづらいですね。この機能差ならお手頃価格になった前モデルを狙うのも十分アリです。新規購入で10000円のキャッシュバックキャンペーンを実施していますが、価格差を覆すほどではありません。
4Kレグザ「Z740XS」購入で1万円キャッシュバック - AV Watch
Playstation 5を購入したら、そのうちテレビも買い替えたいなと思って有機ELなテレビをあれこれ見てみたのですが、価格的に手が出しづらく性能も過剰な気がしてきています。世代を重ねて熟成され、お値段も手頃な液晶テレビで十分満足できるのでは、と思えてきています。
東芝の全録機能「タイムシフトマシン」がテレビで使えると大変便利なので、Z740XやZ740XSは魅力的な選択肢ですね。これから夏に向けて各社がいろいろなテレビをリリースしてくるでしょうから、いろいろ調査したり店頭で実際の映像を見たりして検討したいと思います。