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長編物語の完結編が出ていたことを思い出して、久々の紙書籍を購入しました。「アルスラーン戦記」です。
アルスラーン戦記は、中世ペルシアによく似た異世界を舞台にした英雄物語です。最近では荒川弘先生とタッグを組んだコミック版や、それを元にしたTVアニメが放映されたのが記憶に新しいです。小説の第1巻は1986年の刊行と実に25年ほど以前になる長寿物語です。
これだけ長期間にわたると、作者存命の間に完結するか不安になりますが、2017年12月に最終巻となる第16巻「天涯無限」が無事に刊行され、完結となったわけです。私は14巻まで読了していた記憶があったので、15巻と16巻を購入しました。ずいぶん時間があいてしまったので、14巻を購入したとしても気づかなかったかも。新鮮な気持ちで読み始め、あっという間に読了してしまいました。
内容は、クライマックスに向けて怒涛の展開ですね。主人公アルスラーンの治めるパルス国が周囲を難敵に包囲され窮地に陥りつつも、最後まであきらめずに奮闘する様子が印象に残りました。イラストは天野喜孝氏のイラストが印象に残っていたので若干違和感を覚えつつも、すぐに慣れて楽しめました。
完結が危ぶまれたり未完のままだったりする作品もある中、完結まで楽しめてよかったです。コミック版は物語の半ばですし、アニメも劇場版の予定があったりと、まだまだ目が離せないアルスラーン戦記です。特にコミック版は読みやすくて魅力的なので、こまめにチェックしようと思います。
荒川弘, 田中芳樹
550円(11/20 14:11時点)
発売日: 2014/04/09
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