ロードバイクで車道を走行している際に、後方から接近してくる車両を検知することは、安全のためにとても重要です。通常はバックミラーで視認したり音で検知したりするわけですが、ミリ波レーダーを使って検知しようというガジェットがあります。ガーミンのVariaリアビューレーダーがそれです。
私も初代から購入しており、二代目のRTL510に買い替えて長く愛用してきました。
この度、カメラを内蔵して後方の動画を記録できる、いわゆるドライブレコーダーを内蔵した新製品が登場したので、リアビューレーダーの愛用者としては見逃せず、さっそく購入したわけです。
ちょうど自転車用にドライブレコーダーを付けようか迷っていたところ、リアビューレーダーと一体化していれば取り付けの場所に悩まなくて済むので、ちょうどよかった、という事情もあります。割とイイお値段がしますが、リアビューレーダーに1080p / 30fpsで記録できるカメラが追加されたと考えると、納得できなくもないお値段です。
外観は第二世代のリアビューレーダーRTLシリーズを踏襲した縦長デザインです。
中央部に見える小さな穴は、マイクの穴です。映像と同時に音声も記録できます。
背面にはマウント部とmicroSDカードスロット、それにUSB端子が配置されています。RTLシリーズでは、いわゆるプラスチック製のガーミンマウントでしたが、RCT715では金属製の専用マウントに変わっています。重量が147gとRTLシリーズの2倍あるわけでして、マウントも重量に見合った頑丈なものにする必要があったのでしょう。
充電とデータ通信を兼ねるUSB端子はType-Cになっています。充電速度が速くなりますし、USBケーブルが統一できるので嬉しい。
microSDは16GBのものが付属します。てっきり高耐久のレコーダー専用品が付属していると思いきや、Transcendの一般的なmicroSDでした。定期的にフォーマットせよ、との割り切りです。
RTLシリーズでは上部に配置されていた電源スイッチが、RCT715では側面に配置されています。もう一つの丸いボタンは録画ボタンです。ペアリングしたスマホアプリやEdgeシリーズからも録画制御ができるので、本体のボタンは出番が少ないかも。
RTL510と並べてみました。こうやってみると一回り大きいくらいです。
しかし、横から見ると厚みの差が歴然です。さすがにカメラを内蔵するとしょうがない。
専用マウントです。シートポストの形状と角度に合わせて複数のスペーサーが付属します。
本体をマウントに取り付けてみました。さすがにゴツいですが、その分しっかり固定されてズレそうな不安がなく安心です。
SDカードのフォーマットを含むすべての機能の利用や録画した映像へのアクセスにはスマホアプリが必要です。制御はBluetooth、映像へのアクセスはRCT715に内蔵された無線LAN APを使います。GoProのようなアクションカムと同じ仕組みですね。リアビューレーダー一体型ならではの機能では、車両接近を検知したときだけ録画することが可能です。
室内で試し撮りしただけで実走はしていません。いろいろ設定しながら使い込んでいきたいと思います。もっとも、こういう安全装備は備えてみたものの役に立たないのが一番ですね。安全運転でロードバイクを楽しみたいですね。