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C.M.B.シリーズの最新巻、第25巻を購入しました。
C.M.B.シリーズは、博物館の館長である少年と元気印の少女が、遺跡や美術品などにまつわる謎や事件を解決していく物語です。Q.E.D.とよく似た構図ですが、こちらの方がもう少し気軽に楽しめる筋書きになっています。1話当たりのボリュームも少なめで、本巻には4話が収録されています。
短いながらもきっちりと構成されていて、大変楽しめました。心に残った言葉は、これです。
頭の中にあるのは ただ…… ベアトリーチェのことだけだ
C.M.B.森羅博物館の事件目録(25)
「うみねこのなく頃に」の金蔵じいさんのセリフじゃありませんよ、れっきとしたC.M.B.の中のセリフです。詩など詠めない、と言った登場人物が、自らの人生を振り返り、様々なことを思い、心の底から絞り出した言葉、その最後の一節です。信じて進んだとしても、思うように行かないこともある、あまり実感したくない現実を感じます。これは物語ですから、最後にオチがつきます。一方、現実はそこまで優しくないこともありますよね。そんなときどうするか、人間の真価が問われているのでしょう。
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